大阪市会の前田議員が公園管理に苦言を呈しています。
大阪市北区の公園。一体どんな維持管理してるんだ!市の公園所管は、子供たちや市民の事を本当に考えて維持管理してるのか? pic.twitter.com/0jNSMnWZwr
— 前田 和彦 大阪市会議員(北区) (@kazuhikomaeda) October 14, 2022
子供や市民に身近な公園。確認したところ利用率は年々低下傾向。その維持管理については、維持管理の仕組みや予算配分、人員体制の強化など改めて再構築する必要がある。 pic.twitter.com/7LlmrHXvMh
— 前田 和彦 大阪市会議員(北区) (@kazuhikomaeda) October 14, 2022
酷い状態ですね。誰も公園を利用せず、草木が生い茂るに任せられています。議員が市へ指摘した所、即座に除草作業等が行われています。
写真では少し分かりづらいですが、ここは豊崎北公園です。
議員は「市の公園所管は、子供たちや市民の事を本当に考えて維持管理してるのか」と厳しく指摘しています。が、毎日数多くの利用者がいたら、公園は自然に返っていません。
真っ先に指摘すべきなのは、豊崎北公園の立地です。北を淀川、東と南をJR貨物線・JR東海道線に囲まれた、大阪市北区の北端とも言える場所です。それに加え、現在は西側では阪神高速淀川左岸線の豊崎換気所・豊崎ICを設置する建設工事が進められています。その更に西には新御堂筋があります。
四方をこれだけ大規模な道路・鉄道・河川に囲まれている公園は大阪市内でも珍しいです。「陸の孤島」とすら呼べる地域です。
周辺は一戸建て・マンションと事業所が混在しています。人口も決して多くない地域です。公園を利用する地域住民は決して多くないでしょう。
地域外からの利用者も見込みにくいです。JR東海道線を挟んだ東には大きな本庄公園、貨物線の南には豊崎東公園、新御堂筋の西には中津公園があります。地域外の子供達はこうした公園で満足し、豊崎北公園までやってこないのでしょう。大きな道路や鉄道を越え、かつ阪神高速の工事用車両が行き交っているので、保護者としても行かせたくありません。
この点に付き、前田議員も「利用率は年々低下傾向」と述べています。低下どころか、現在は利用者が殆どいないのではないでしょうか。利用者がいたら草木が生い茂る事も無く、もっと早くに苦情が区役所へ寄せられている筈です。
実際には同公園へのニーズが極めて乏しいのが実情です。適切な維持管理は必要ですが、そもそも論として「豊崎北公園は必要なのか」という観点からの検討を要するでしょう。場所が余りに悪すぎます。
利用者が極めて少なく、適切な維持管理が為されていない公園は他にもあります。公園が設置されたのは数十年も前でしょう。当時と今は時代が違います。必要性が極めて乏しい公園は縮小・廃止するのも必要です。
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近くの本庄公園は野球の淀川ボーイズやサッカークラブがほぼ独占状態
平日朝は時々近隣住民がゲートボール、夕方は主に豊崎本庄小学校の児童が公園の砂場、アトラクションや球技で遊んだりして利用されています。
昼間は会社員が腰掛けて昼食を食べたり近所の住民が犬の散歩をしたりしています。
また、豊崎エリアはプラウドタワー以外にも中小型のマンション建設ラッシュ中です。
それに春から秋にかけては近くの本庄公園、豊崎北公園、豊崎東公園、豊崎西公園含め、毎年こんな感じです。改善してほしいものですが…
今後は大阪市全体としては人口が減っていくわけだから、利用者減少だからといって廃止を唱えるのはいかがなものかとは思います。