「またか」という感想しかありません。

連日に渡って初夏の陽気が続く関西にて、再び学校で多くの生徒が熱中症になってしまいました。今日は尼崎市立立花中学校で起きました。

報道等によると体育大会の練習中に生徒9人が熱中症となり、内6人が歩けないそうです。

3日午前11時すぎ、兵庫県尼崎市の中学校の校庭で体育大会の練習をしていた生徒10人が熱中症とみられる症状を訴え、手当てを受けています。
消防によりますと、全員、意識はあるということです。

尼崎市消防局によりますと、3日午前11時すぎ、市内の立花中学校から「体育大会の練習中に複数の生徒が吐き気などを訴えている」と通報がありました。
熱中症とみられ、女子生徒9人と男子生徒1人のあわせて10人が症状を訴えていて、全員、意識はあるということです。
このうち6人は歩くのが難しいということで、消防は、症状を訴えた生徒全員の病院への搬送を進めています。

当時、学校の校庭では、全学年の生徒が参加して体育大会の行進の練習をしていたということです。

神戸地方気象台によりますと、兵庫県内では、午前中から気温が上がり、尼崎市に隣接する大阪・豊中市では、午前11時の気温が26度ちょうどと夏日になっていました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220603/2000061889.html

同市消防局によると、男子生徒1人、女子生徒9人の計10人が症状を訴えた。全員意識はあるが、うち女子生徒6人は自力で歩くのが困難で、中等症に相当するとみられる。練習には当時、1~3年生約600人が参加し、全員で行進をしていた。当時市内の気温は25・1度だった。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202206/0015355963.shtml

行進の練習? ばからしいですね。


尼崎に近い大阪市の気温は27.8度(11:40)でした。

https://www.jma.go.jp/bosai/#pattern=forecast&area_type=class20s&area_code=2710000

真夏の気温に比べれば低いのですが、まだ身体が暑さに慣れていません。学校も子供も暑さへの警戒感が緩いです。

今朝は関西一円の学校にて、大阪女学院中高で発生した熱中症が話題になった筈です。朝の会議等において、熱中症対策を改めて確認した筈です。それなのに、舌の根も乾かない内に再び多くの生徒が熱中症になってしまうとは、言葉がありません。

6月上旬は多くの学校で体育大会・運動会を行います。しかし、この気温の中、屋外で長時間に渡って体育大会やその練習を行うのは、身体に大きな負担が掛かってしまいます。

私自身は体育大会は大嫌いなので、無くしてしまって欲しいぐらいです(個人の思いです)。体育大会を行うのであれば、徹底的な安全・健康管理が不可欠です。

まさか学校は「熱中症で体調を崩す児童生徒が発生するのは仕方ない。むしろ個人の対策が不徹底であり、ひ弱だからだ。」と思っていないでしょうか。それは大間違いです。