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(12/4追記)
12月3日11時00分に鎮圧されました。延床面積5万3000平方メートルの内、3万8000平方メートルが焼失しました。未だ鎮火には至っておらず、消防隊が出動しています。
焼失していない部分も全面的に消火用水に浸っており、倉庫内の医薬品等はほぼ全損しました。
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ここ数日、出先や自宅で頻繁に緊急走行する消防車の姿を見聞きします。これまでに経験した事がない事態です。
実は3日前の11月29日に日立物流西日本の倉庫(此花区)から出火した火災が未だ鎮火していません。想像以上に時間が掛かっています。
#日立物流#火事#爆発#舞洲#大阪#此花区 pic.twitter.com/cc4jgNTgog
— ノコちゃん (@noko_chan3) November 29, 2021
https://www.youtube.com/watch?v=LAv5ZSYWBng
大阪市此花区の人工島・舞洲の倉庫で11月29日朝に発生した火災は、3日経った2日午前でも消えていない。保管されているのは薬品や医療機器などで燃えやすい物品が多く、建物の窓が少ないため消火活動が難航。物流にも一部で影響が出ているという。(中略)
倉庫の従業員から「段ボールが燃えている」と119番通報があったのは11月29日午前8時55分ごろ。日立物流西日本(大阪市此花区)が医薬品や食料品を保管している倉庫からは真っ黒な煙が上がり、壁の一部は焼け崩れた。
大阪市消防局は消防車数十台とヘリを出動させ、消火にあたった。2日午前になっても火はくすぶり続けている。消防局は連日、市内全署から消防車を出動させている。出動は2日午前8時までに延べ365台、ヘリ2機になった。
大阪府警此花署などによると、火が出たとみられるのは倉庫の1階南側。12月1日午前には天井の一部が焼け落ち、2日時点で3万~4万平方メートルが焼けたとみられる。出火原因はわかっていない。
倉庫はGLP投資法人(東京都港区)が保有し、日立物流西日本が借りている。鉄筋コンクリートの6階建てで、延べ床面積は5万平方メートル超。主に3~6階に医薬品などが保管されている。
親会社の日立物流の担当者によると、中の物品について出荷した各メーカーに問い合わせているが、「今のところ火災で有毒物質が出るものは確認されていない」と言う。同社は、火災で卸問屋などに届けられなくなった物品を、代わりに東日本の倉庫から運んでいるといい、担当者は「届けるのが1日ほど遅れている」と説明する。(以下省略)
炎上しているのはGLP舞洲Ⅱです。日立物流西日本物流センターとして利用されています。
消火活動の詳細は大阪市消防局ウェブサイトに掲載されています。
大阪市此花区における倉庫火災について
多数のはしご車や消防車両が並んでいます。消防車が大好きな園児が見たら大興奮する情景ですが、現場はそれどころではありませんね。
市内各地から消防車が次々と向かっているのは、活動隊をローテーションで投入している為です。周辺地域のみならず、市内全域の消防署員や消防車両が従事しています。
火災を鎮圧するにはもう少し時間が掛かる見通しです。過去の同種火災では12日間を要したそうです。未だ倉庫外から放水を続けており、内部へ足を踏み入れるのには未だ時間が必要です。
懸念されるのは物流への影響です。同倉庫では数多くの医薬品・検査薬・試薬が保管されていました。これが全滅しました。
https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/news/20061102.html
影響は広がっています。少なくとも杏林製薬・大原薬品・日本ジェネリック・帝國製薬・べーリンガー(グループ会社を含む)が利用しています。東日本から供給を行う等して対応していますが、綱渡りの状態となっています。
今後は医療機関が必要とする医薬品等が入手できず、患者に処方できない事態が発生しかねません。検査薬や試薬にも影響が出ています。
年末年始や冬場は子供が医療機関を頻繁に受診する時期です。もしも必要な検査薬や医薬品が欠品したらと思うと、ゾッとします。
ただの倉庫火災ではありません。子育て世帯に大きな影響を与えかねない火災です。