ここ数日の間、誰からともなく「新型コロナワクチンの予約が出来ない」「どこも空いていない」という話を幾度となく聞きました。
大阪市が7月12日から1回目接種の予約受付を中止した事を受け、早期のワクチン接種を希望していた方に動揺が広がっている様子です。
59歳以下等の大阪市民がワクチン接種を予約するには、現時点では大阪市集団接種(インテックス大阪)・大阪府集団接種(マイドームおおさか)・自衛隊集団接種(グランキューブ大阪)の3か所しかありません。
今朝9時からインテックス大阪の予約枠(7/~)が開放されました。1回目の予約枠は約1,800人分でした。
7月12日(月曜日):300名程度
7月13日(火曜日):600名程度
7月14日(水曜日):500名程度
7月15日(木曜日):400名程度
7月16日(金曜日)~7月18日(日曜日):0名https://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/page/0000536362.html
しかし、これが一瞬で埋まってしまいました。私は9時10分頃に空き情報を確認しましたが、既に全ての日程に「×」が付けられていました。
中には「2分で埋まった」と指摘している方もいます。
事件だ
大阪市大規模接種会場
本日9:00予約開始(7/12〜7/15分)で、9:02には全て「×」(空きなし)となる。
なんだこの予約システム!#ワクチン #ワクチン接種予約 #大阪市 #大規模接種センター #大規模接種会場 pic.twitter.com/g1R5dCaunn
— ヒト (@knobhp) July 5, 2021
大阪市のワクチン予約、開始2分でインテ会場終了だたよ( ˘ω˘)スヤァ
— 麦白子 (@mugi_s) July 5, 2021
1,800人分の予約が2分で埋まるなんて、超人気公演のチケットより難しいぐらいですね。
ファイザーワクチンの供給が回復する時期は見通せず、モデルナワクチンも職域接種の新規申請が終了しました。後者は自治体接種分は確保済みと聞きますが、右往左往する政府対応を信用するのは怖いです。
先が見えない情勢なので、多くの方が集団接種の予約に殺到するのは当然です。1か月後に確実に接種できるならゆっくり待てますが、今は何とも言えません。
ワクチン供給が急減して混乱が発生した理由は諸説があります。
様々な情報を総合すると、「7月から供給減となる予定は公表されていたが、政府が接種作業の加速化を強く後押しした」「大阪市等はVRSシステムへの入力が遅く、接種が進んでいる自治体へ配分する調整枠の配給が殆ど無かった」「政府が大規模化を促した職域接種の規模が想定を遙かに超えた」あたりを疑っています。
ファイザーワクチンの6月までの供給量と比較し、7月・8月は半数近くに落ち込みます。その大部分は2回目接種用へ優先的に充当されるので、1回目接種に回るのは一部に限られます。
当面は予約しにくい状態が続きそうです。ある時期を境に急激に予約しやすくなる筈ですが、それまで(心理的に)待てない方が多いのでしょう。気持ちは痛いほど分かります。
お盆までに抗体が付くのは殆どが高齢者ばかりとなるでしょう。高齢者に感染させるリスクが極めて小さい状態でお盆に帰省できるのは安心材料ですが。
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