マスクを着用させて持久走を行うとは全く理解できません。

 大阪府高槻市で今年2月、小学校の体育の授業で持久走をした5年生の男子児童が授業後に死亡したことがわかりました。男子児童は“マスクをして授業に臨んでいた”とみられます。

 高槻市教育委員会によりますと、今年2月18日、市内の小学校での体育の授業で小学5年生の男子児童が、自らのペースで走る5分間走を行った後に体調が急変し病院に救急搬送後、死亡したということです。

 男子児童は当時、マスクを着けて体育の授業に臨んでいたとみられ、ペース走終了間際に他の児童から「男子児童が倒れている」と担任に伝えられ、様子がおかしいため保健室に搬送したということです。保健室へ搬送された時点ではマスクは男子児童のあごの部分にかかっていたということです。

 小学校ではマスクの着用について「体育の時はマスクを外しても良い」と児童に伝えた一方で「新型コロナウイルスの感染などが心配な人は着けても良い」とも指導していたということです。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210527/GE00038480.shtml

お悔やみ申し上げます。

事故が発生したのは、高槻市立阿武山小学校でした。

保護者がツイッターで報告しています。

3月5日に保護者説明会が行われました。ここで保護者がマスクを指摘したところ、高槻市教委の担当者から急遽連絡があったそうです。マスクを着用していた旨を把握していなかったのでしょうか。

急死から3か月が経過しても因果関係は不明なままです。

マスクを着用して激しい運動を行う必要はあるのでしょうか。以前から疑問に感じていました。

この記事だけでは、マスクと死亡との因果関係は不明です。「マスクと死に関係は無い」とも言えません。

学校に通っている児童生徒等の中で、最も厳格にマスクを着用しているのは小学生でしょう。登校中はほぼ全ての子供が着用しており、学校内でも同様でしょう。

お世話になっている学校では、体育の時間中はマスクを外し、ソーシャルディスタンスを確保した上で運動等を行っているそうです。

とは言え、時には近くに集まってしまう事もあるでしょう。厳密な感染予防対策は難しいですが、そのリスクは仕方ないと受け止めています。

高槻市立小学校では「体育の時はマスクを外しても良い」「新型コロナウイルスの感染などが心配な人は着けても良い」と言う、相反する指示を行っていました。

判断を児童に委ねる指示は、時には困ってしまう子供もいるでしょう。小学生に適切な判断を期待するのは難しいです。であれば、教員が適切に判断・指示すべきでした。

ニュースで報じられている運動会では、時にマスクを着用したまま運動している子供達の様子が放映されています。どうしても違和感があります。

事故後、同小学校では「体育の学習ではマスクを外しての指導になっています」「マスクの着用を希望される場合は、連絡帳にてお知らせください。」との方針に変更しました。

https://www.takatsuki-osk.ed.jp/abuyamasyo/attach/get2/546/0

また、どうして今になった報道されたかも気掛かりです。事故直後に発表しなかった理由があったのでしょうか。保護者がツイッターで拡散希望と呟いているので、保護者が希望したとは考えにくいです。

外部からの再三の指摘により、隠しきれなくなったのでしょうか。