9月下旬から保育所・幼稚園や小学校等の運動会シーズンが始まりました。
この所は気候も安定しており、良い秋晴れが広がりました。
私も朝から準備やら撮影やらで大忙しでした。
さて、運動会につきものなのはデジカメによる撮影です。
子どもが精一杯走っている姿や集団演技を行っている姿を綺麗に撮影するにはどうすれば良いのでしょうか。
1.コンパクトデジカメはオートモード/スポーツモードが鉄則です
スマートフォンとは異なる特徴を強調しようと、最近のコンパクトデジカメ(コンデジ)はオートモードや各種シーン毎の撮影モードが強化されています。
運動会でこれを使わない方法はありません。
こうしたモードに設定しておけば、各種スポーツシーンを綺麗に撮れる様に自動的に設定が変更されます。
具体的には「シャッタースピード」が早くなります。
子どもが歩いている程度であればシャッタースピードは1/60-1/100でほぼ撮れます。
一方、走っている姿を止めて撮影するには経験上、1/250-1/500程度が必要です。
こうしたモードを利用する事により、スポーツ撮影に最適な設定を利用して運動会を撮影できます。
2.スマートフォンは動画を活用しましょう
最近のスマートフォン(スマホ)の進化は驚くべき物です。
iPhone6/iPhone6Plusに興味津々です。
SIMフリー版、もしくは安くなってから一括0円で購入しようか検討している段階です。
それはさておき。
進化し続けるスマホの写真撮影にも弱点があります。
その一つは動体の撮影です。
シャッタースピードは早くできるのですが、肝心なピント合わせ(オートフォーカス)が間に合わない場合が多いのです。
走っている子どもをスマホで綺麗に撮影するのは極めて困難でしょう。
ただ、動画となると話は別です。
意外とオートフォーカスが被写体に食いつき、綺麗に撮影出来ます。
静止画は休んでいる時か、周囲でデジタル一眼を持っている方にお願いしましょう。
画素数等に制約がありますが、動画から静止画を作成することも可能です。
3.デジタル一眼での設定(私の場合)
撮影場所やシチュエーションによって異なりますが、原則として私は下記の設定で撮影しています。
好き嫌い・向き不向きがあるので、参考程度にどうぞ。
【晴天】
AF:AIサーボ/1点AF
撮影モード:Tv(シャッター優先)
シャッタースピード:1/250 – 1/800 で適宜指定
絞り:カメラ任せ(目安はF5.6-F8)
感度:ISO100 – 400
露出:+1/3 – +1.0(土の運動場はアンダー気味になりがちなので補正)
【曇天・体育館】
AF:AIサーボ/1点AF
撮影モード:Av(絞り優先)
シャッタースピード:カメラ任せ(但し1/200を下回らない)
絞り:開放 (シャッタースピードを稼ぐ為)
感度:ISO400 – 800(シャッタースピードが落ちすぎない様に適宜調整)
露出:+-0
【不慣れで無難な設定】
撮影モード:P(プログラムモード)、もしくはスポーツモード
感度:ISO400
これ以外はカメラ任せ
いずれの設定であっても、連続撮影(高速連写)に設定し、大量に撮影して歩留まりを上げています。
被写体との距離や撮影角度にもよりますが、シャッター速度が焦点距離より低くなると被写体ブレを起こす場合が増えます。
例えば200mmで撮影している場合にはシャッター速度1/200が一つの目安になります。
また、乳児クラスであれば、もう少し遅くても被写体ブレを起こす可能性は低下します。
光量に余裕がある晴天時はシャッター速度を上げます。
また、やや絞って被写界深度を確保し、歩留まりを更に上げます。
一方、余裕が無い曇天時や体育館の場合は絞りを開放してシャッター速度を稼ぎます。
運動会の撮影で最も重要な要素は「シャッター速度」です。
絞り・感度・露出等に気を遣えばより綺麗に撮影できますが、被写体がぶれてしまっては全てが台無しです。
4.今から購入できるお勧めカメラ
運動会を撮影する為に新しいカメラがすぐに欲しいという方は少なくないでしょう。
運動会での撮影に適したカメラをご紹介します。
いずれのカメラも望遠撮影・高速連写に優れていて、カメラに慣れていない方でも簡単に使えます。