小学生を育てる共働き家庭にとって欠かせないサービスの一つが「学童保育」です。もしも学童保育が無ければ、学校から帰宅した小学生が夜まで1人で過ごさざるを得ません。
多くの子供が安心して過ごせる場である筈の学童保育で事件が起きていました。
友人の娘へ性的暴行を行おうとした容疑で逮捕された男が、堺市内の学童保育でも複数の女子児童に同様の行為を行っていた疑いが持たれています。
当時5歳の友人の娘に性的暴行を加えようとしたとして、大阪の元学童指導員の男が逮捕されていたことがわかりました。警察は、複数の学童保育で女子児童に性的な暴行しようとした疑いで男を調べています。
捜査関係者によりますと、大阪府内在住の29歳の元学童指導員の男は、去年10月に友人の家で開催された自身の誕生日会で、友人の娘(当時5)に性的暴行を加えようとした強制性交未遂などの罪で逮捕・起訴されています。
その後の調べで、男が以前勤めていた堺市内の学童保育でも複数の小学生の女の子に性的暴行をしようとしていた疑いが強まったということです。このうち当時小学1年だった女の子が被害にあったと打ち明けたということです。
警察は、男が勤務先の複数の学童保育で同様の犯行を繰り返していたとみて調べています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210305/GE00037291.shtml
【独自】小1女児“被害打ち明け”学童指導員が複数勤務先で性的暴行疑い…友人娘にも
その後の調べで、勤めていた大阪府堺市内の学童保育でも男が複数の小学生の女の子に性的暴行をしようとした疑いが強まり、このうち小学1年だった女の子が“被害にあった”と打ち明けたということです。警察は、男が複数の学童保育で勤務して同様の犯行を繰り返していた、とみて調べています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210305/GE00037293.shtml
「学童保育」と言っても様々な種類があります。学校内に設置された施設もあれば、学校外に民間団体等が運営する施設もあります。
男がわいせつな行為を繰り返した施設の内、少なくとも1箇所は堺市立小学校に設置されている学童保育(のびのびルーム・堺っ子くらぶ等)でしょう。堺市教育委員会がコメントしている為です。
このため、警察は男が指導員をしていた学童保育でもわいせつな行為をしていた疑いがあるとみて、さらに調べを進めています。
これについて堺市教育委員会は、「事実関係を確認中でコメントできない」としています。
業務を行っているのは堺市では無く、委託された民間事業者等です。ただ、小学校の設置者、そして業務の委託元である堺市の責任も重大です。
子供に対する性的嗜好を有する職員を排除するにはどうすれば良いのでしょうか。過去に前科前歴等があったとしても、それを事業者側が知る術はありません(自己申告を除く)。
現段階では容疑者の氏名が公表されていません。被害者を保護する為でしょう。
その反面、容疑者が数年後に別の学童施設等に就職し、同様の犯行を繰り返す可能性は否定できません。氏名を知る方法が無ければ、採用段階で排除できません。
被害を申告しにくい小さな子供を育てる場に、こうした小児性愛的な志向を有する人間を入り込ませない為にはどうすれば良いのでしょうか。
教諭や保育士でしたら教育や実習期間中の行動等から兆候を掴み取れるかもしれませんが、採用即現場となる学童保育の指導員では思い浮かびません。
教育・保育関係者の犯罪は、子供の心に暗い影を落とします。親にとっても辛いです。