大阪府内の感染者は急激に減少しています。1月31日に発表された新規陽性者は214人でした。
しかしながら第1波・第2波とは異なり、第3波では学校クラスターが多発しています。第1波では休校に、第2波では夏季休業が重なっていましたが、第3波では通常通りに授業等が行われています。
先週末、大阪府守口市内にある2学校でクラスターが発生したと公表されました。
一つは大阪国際滝井高等学校です。金曜日までに15人の感染が判明しています。
新型コロナウイルス感染症の発生について(1月29日)
新型コロナウイルスへの感染者発生に伴い、現在休校措置を取り、保健所の指導のもと、必要な対応を進めておりますが、本日新たに3名の生徒が感染していることが判明いたしました。
引き続き、保健所の指導のもと、府ならびに本校学校医、学園本部とも連携を取りながら、対応を継続してまいります。
(今年度の累計感染者数、1月29日(金)現在:教職員1名、生徒14名)https://takii-h.oiu.ed.jp/information/index.php?c=topics_view&pk=1611920384
もう一つは守口市立金田小学校です。5人の感染が明らかになっています。
1月28日(木曜日)、金田小学校にり患者が確認された以降、守口保健所の疫学調査による濃厚接触者等の特定及び行政検査が実施され、新たにり患者が確認されたことから、2月2日(火曜日)まで臨時休業を延長します。もりぐち児童クラブ金田も同様に臨時閉室を延長します。
なお、引き続き行われた守口保健所の疫学調査の結果、本日、全員の陰性が確認されましたので、守口保健所の指導を踏まえ、感染防止を徹底し2月3日(水曜日)から学校を再開いたします。
また、この度当校でのり患者が5名となり大阪府からクラスター(集団感染)として公表対象になるとの見解を確認しております。
大阪市に隣接している守口市は、大阪市内との行き来が非常に盛んです。地下鉄谷町線や京阪本線を利用すると、乗り換えなしで梅田や淀屋橋へ辿り着けます。
つまり、守口市は大阪市内における感染が非常に広がりやすい地域にあると言えます。
2校は感染予防を徹底していたでしょうが、感染者が学校内に入り込んでしまうと感染拡大を防ぐのは容易ではありません。
先生が目を光らせている場面では子供達も気を付けているでしょうが、目が届かない場面では警戒心も緩みがちです。
残念ながら今後も学校、そして幼稚園や保育所等でもクラスターが発生するのは避けられません。
各家庭レベルで出来るのは、まずは体調がおかしい時は早めに休む事でしょう。毎朝の検温を欠かさず行い、37.3度を越えたら休む様にしています(少し厳しめの基準)。
また、学校等では部活動(特に屋内の接触スポーツ)や合唱等のハイリスクな活動は中止して欲しいですね。
隣接した小学校へ通っている方から「体育館でバスケットボールや卒業式での合唱の練習をしてるよ、勿論マスクは外してる。」と聞いた時はゾッとしました。
口には出しませんでしたが、「隣接した小学校でなくて良かった」のが本音です。学校によって差があるんですね。