【2021年度新設保育所・1/25訂正】(6)中崎はな保育園（北区）

2021年度新設保育所紹介、第6回は「中崎はな保育園（北区）」です。

なお、大阪市内で2021年4月以降に新設開所する保育所等が発表されましたに一覧表を掲載しています。ご参照下さい。

ストリートビュー・基本データ・周辺環境

中崎はな保育園は北区中崎2-4-30に設置されます。

以前は時間貸し駐車場として利用されていましたが、既に取り壊されて工事が進行しています。

11月上旬に現地を見た時点では、基礎部分の工事を行っている段階でした。最近の様子は確認できていませんが、工事スケジュールに問題はないと感じました。

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（1/25追記）

鉄骨3階建の園舎を組んでいる最中の写真が掲載されています。

【中崎はな保育園】(仮称)は令和３年４月１日開園予定
https://ikedashoji.com/contents/1493

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最寄駅は地下鉄中崎町駅です。歩いて5分ほどと近く、自転車はいらない距離です。

また、梅田にも歩いて行けます。阪急梅田駅が徒歩15分、JR大阪駅が徒歩20分程度でした。梅田周辺は駐輪場を探すのも一苦労なので、徒歩登園・徒歩通勤も選択肢の一つですね。

園庭の有無は不明です。敷地には余裕がありそうでしたが、敷地いっぱいに園舎が建築されていました。屋上園庭を設置するそうです。

園庭代わりに使えそうなのは、近隣にある浮田公園です。裏道ばかりを通って移動できるので、園児は遊びに行きやすいですね。

運営法人・設置予定地域の保育事情

中崎はな保育園を設置・運営するのは、（福）ハナ集いの家です。同法人は在日本大韓民国民団（民団）大阪本部が福祉事業を推進する為に設立されました。

民団大阪本部では財団法人大阪韓国人福祉協会、社会福祉法人「ハナ集いの家」両法人を活用して福祉事業の推進に努めています。

http://www.mindan-osaka.org/suisin/fukusi.html

その福祉事業の一環として、待機児童問題が深刻な大阪市北区という地域社会で必要される「保育園」を運営する事となりました。

【大阪】民団大阪本部（呉龍浩団長）は7日、大阪韓国人会館で第66回臨時地方委員会を開き、本部隣接の保有地（現駐車場、818坪）に保育園を建設することを承認した。

呉団長によれば、この跡地は福祉施設建設を前提に大阪府から払い下げを受けた。府との約束期限が迫るなか2015年から事業検討委員会を立ち上げ、討議を重ねてきた。昨年9月には①福祉事業の推進を確認②事業目的を明確にする③事業の精査をして十分な検討を行う…ことが決まった。

その後、同本部で3カ月間精査した結果、大阪市北区の待機児童は400人を超える見込みであることがわかり、「地域社会で必要とされる保育園を運営していく方針を固めた」と呉団長が報告。地方委員の満場一致で承認された。

保育園の名称は「中崎はな保育園（仮称）」。事業目的として①土地活用の本来の趣旨である社会福祉事業を行う②待機児童が多く地域住民の需要度の高い保育園開園・運営することにより、地域社会に貢献する③在日同胞次世代の雇用（保育士）を図り、次世代育成に寄与する④保育園運営を通して、同胞社会の発展に寄与するとともに、多文化共生社会を推進する…の4項目を掲げた。

開園時期は21年4月1日を予定している。定員75人（最大時90人）で対象は0～5歳児。園児の募集は行政が行い決定する。運営主体である社会福祉法人ハナ集いの家が一般財団法人民団大阪韓国人福祉協会所有の現駐車場（818坪）の一部を賃借する。工事着工は20年9月、竣工は21年3月の見込み。

https://mindan.org/news/mindan_news_view.php?cate=6&number=25819

保育所の周囲をぐるりと見渡すと、タワーマンションばかりが視野に入ります。待機児童問題が深刻化するのも当然ですね。

設置予定地のすぐ横には、民団大阪本部があります。

（写真奥のクリーム色のビルが民団大阪本部）

様々な保育所がそれぞれの保育方針を掲げている通り、中崎はな保育園も固有の保育方針を打ち出しています。合う方もいれば合わない方もいるでしょう。

入所前には必ず現地見学や電話問い合わせ等を行い、適切に情報を把握して下さい。「近所で便利そうだから････」という思いだけでは、入所後に齟齬が生じる恐れがあります。

なお、同保育所は4月から1歳児を対象とした2年間の「期間限定保育」を行います。

2021年4月から城東よつばこども園・中崎はな保育園が期間限定保育（1歳児・2年間）を実施

近隣にお住まいの方で期間限定保育の利用を考えている方は、早めに問い合わせて確認して下さい。