大阪市の2021年4月保育所等一斉入所(1次調整)の結果は、1月25日(月)に発送される予定です。もう1週間もありませんね。

1人でも多くの方に1次調整で入所内定して欲しい反面、残念ながら少なくない方が入所保留となってしまうのは避けられません。

入所保留後の選択肢の一つは「2次調整」です。その中には、一部の新設保育所が余裕のある保育室や保育士を利用して1-2年間の保育を行う「期間限定保育」があります。

期間限定保育についてのご案内

1.利用対象者
次の全ての要件((1)及び(2))を満たす必要があります。
(1) 大阪市内在住の者で、令和3年4月1日時点で満1歳の児童であること(※)
※ 児童の保護者のいずれかが、大阪市内に所在する保育施設等において直接雇用により勤務する、保育士、保健師、看護師、准看護師、幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭であるときは、大阪市外在住の者でも利用可能
(2) 1次調整(令和2年9月28日~10月15日受付)の結果、利用が保留となっていること(※)
※ 1次調整時に申込みをせず、2次調整時(令和3年2月12日受付締切)に新規申込みする場合も利用可能

2.利用期間等
・利用開始日から満3歳となった日の属する年度の末日まで(1歳児から2歳児まで)

3.令和3年度実施施設、受入期間、募集人数等
城東よつばこども園 城東区鴫野西3-1-24 6人 2年間
(仮称)中崎はな保育園 北区中崎町2-4番街区 4人 2年間

5.その他
『期間限定保育』は空き保育室等を有効活用するため、通常の保育利用の場合と環境等が異なることがあります。
『期間限定保育』の保育料は、通常の保育利用の場合と同じです。
当該施設における延長保育、休日保育等も利用の対象(ただし、実施している場合に限る)となり利用条件及び利用料は通常の保育利用の場合と同じです。
利用期間中に、他の保育施設への転所または当該保育施設の通常の保育利用を希望する場合は、原則、利用調整において転所として取り扱いますので、基本点数に0.5を乗じます。

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000452819.htmlより作成

真っ先に検討して欲しいのは、これらの保育所を強く希望しながらも入所できなかった方です。2年間という限定つきですが、希望した保育所へ通えるのは非常に大きなメリットがあります。

在籍中は他の1歳児と全く同じ様に保育が行われると聞いています。期間限定用の保育室や保育士が担当するわけではないそうです。

2年間で縁が切れてしまうわけではありません。期間限定保育の卒園児は、利用調整において卒園児加点(6点)が得られます。

期間限定保育の利用期間満了のため、利用調整事務取扱要綱第2条による利用調整申請を行う場合にあっては、当該利用調整に当たり、同要綱別表「保育利用調整基準(2)調整指数表」中の保育施設又は保育事業の卒園児に該当し、加点を行うことができるものとする。

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000515/515716/youkou_kikangentei.pdf

入所調整で内定すれば、同じ保育所の3歳児クラスへ改めて入所して在籍し続ける事も可能です。

保育所としても全く新しい児童より1歳児クラスから在籍する児童に継続して登園してもらう方が様々な面で助かるでしょう。「期間限定保育児童の継続在籍加点(1点)」というのもあったら良いかもしれませんね。

一斉入所の結果発送後は、急激に時間が過ぎていきます。選択肢も限られてしまいます。

どうしても避けて欲しいのは、4月以降の保育が必要にも関わらずも決まらない事態です。2次調整・認可外保育・企業主導型保育・育休の延長等、様々な選択肢を準備して短期間に手際よく進めていきましょうい。