コロナ禍に対する子育て支援の一環として、大阪市は令和2年度の市立小中学校の給食費を一律無償としています。

【コロナウイルス・3/26追記】大阪市立小中学校の給食費が実質無償化へ 2020年(令和2年)4月から

令和3年度は所得制限を設ける可能性があると報じられていましたが、今年度に引き続いて「所得制限無しで一律無償」となりました。

大阪市 新年度も給食無償継続へ

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大阪市は子育て世代を支援するためとして、小中学校の給食を新年度も引き続き、無償とする方針を決めました。

大阪市は感染拡大で子育て世代に経済的な影響が出ているとして、市立の小中学校の給食費を今年度に限って一律に無償化し、ことし4月からの新年度については所得制限を設けるかなど検討を進めていました。

その結果、感染は収まる見通しがなく、家庭への影響も続いているなどとして、新年度も所得制限を設けず、すべての子どもを対象に一律に無償とする方針を決めました。

市の教育委員会は、必要な経費を新年度の予算案に盛り込む方針で、再来年度=令和4年度以降については制度の内容を改めて検討することにしています

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210118/2000040074.html

各世帯は子供1人あたりの給食費として年額4万5000円~5万円ほどの負担していました。これが無償になる効果は非常に大きいです。可処分所得がそのまま増えます。

給食費を徴収する手間暇がなくなるので、事務費用の削減にも繋がります。

そもそも義務教育として公立小中学校に通う限り、給食は不可欠な存在です。無償で配布される教科書に準じた存在です。学校給食費は義務教育の一環として自治体が負担するのがあるべき姿だと考えています。

大阪市が行っている様々な子育て支援政策は賛否両論がありますが、市立学校へ通うほぼ全て(就学支援世帯は以前から無償対象)の小中学生が平等に対象となる「学校給食費の無償化」は全面的に賛成です。

近江牛・泉たこも提供

インバウンド需要が激減して余剰が生じている高級食材は、実は大阪市の学校給食にも提供されています。

1月の目玉は「近江牛カレーライス」です。

大阪府国産農林水産物学校給食提供事業を活用した学校給食を実施します

大阪府において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うインバウンドの需要の減少や輸出の停滞等により、在庫が増加しているなど深刻な影響が生じている和牛肉及び国産水産物について、学校給食へ提供するため、大阪府国産農林水産物学校給食提供事業が創設されました。

大阪市におきましても、次のとおり、当該事業を活用した食材を使用した学校給食を提供します。

1 和牛肉(近江牛)
献立月献立名
令和3年1月牛肉と金時豆のカレーライス(近江牛)
令和3年2月すき焼き煮(近江牛)
令和3年3月カレーシチュー(近江牛)
2 国産水産物(泉だこ)
献立月献立名
令和3年2月泉だこのやわらか煮

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000146431.html

美味しい学校給食は親も子供も大歓迎です。折角の機会ですから、普段は学校給食で提供されない食材を贅沢に使って欲しいですね。