先日、お世話になっている保育所から「今年度の行事見通し」が公表されました。

想定はしていましたが、その内容に絶句してしまいました。今年度の保育所行事は、殆ど全てが中止ないし中止見込みとされました。

例年は6月下旬からピール遊びを行っていますが、今年は既に中止されています。狭いプールの中で密になり、はしゃいでしまうからだそうです。

夏場に行っている外泊保育も中止となりました。園外の方と接する機会も多く、普段の保育と比べて感染のリスクが飛躍的に高まるからだそうです。

運動会も厳しい見通しです。落ち着いて練習できるのか、広い場所を貸して貰えるのか、不確定要素が多すぎるとされています。

開催できるとしても、参加するのは園児・職員・保護者に限定するそうです。来賓や祖父母の参加はご遠慮願います、との事でした。

秋の遠足も厳しい見通しです。公共交通機関を利用するのがネックになるそうです。貸切バスを利用して実施出来ないか、もう少し検討するそうです。

秋祭りも中止となりました。園外から遊びにくる方も多く、園内で食事も提供する為だそうです。密も避けられません。

舞台観劇も中止です。外部の方と交流する機会は全面的にNGだそうです。

冬の学芸会も厳しい見通しです。運動会と同じく練習時間への不安があります。

屋内に多くの園児や保護者が集まって大声で演技するので、クラスターが発生したカラオケ店等と同じ環境が形成されてしまいます。

正月恒例の餅つきも中止となりました。例年はノロウイルスに気をつけながら実施するのですが、今年は気をつけても対応しきれないとの事です。

年度末の卒園式は実施する予定です。ただ、その頃の感染状況によっては中止となる可能性が否定できないそうです。今年3月の卒園式も危ぶまれ、辛うじて行えました。

先生は「こんな内容になって本当に申し訳ない。何とか実施出来ないか検討したが、多くは感染リスクが高まってしまう。本当に残念で無念です。」と話していました。

コロナウイルスの感染予防を最重要視するのは当然でしょう。もしも誰かが感染してしまったら長期間の休園を余儀なくされ、多くの家庭に大きな影響が生じてしまいます。

しかし、それによって多くの先生は疲れています。体力自慢の先生が多いのですが、長期間に渡って神経をすり減らす業務に疲弊しています。

一番の犠牲者は園児でしょう。楽しみにしていた園行事の殆どが中止です。今は未だ理解できていない様子ですが、「どうして今年は○○が無いの?」と訊かれそうです。

コロナ禍はいつまで続くのでしょうか。神経をすり減らし、ステイホームを極力心がけるのも限界があります。