情けない事案です。

 大阪市教育委員会は8日、水泳の指導中に生徒を平手打ちするなどした市立中学の男性主務教諭(35)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は10月31日付。

 発表では、教諭は今年7月、水泳の授業中に男子生徒にバケツで水をかけられて立腹。「なめてるのか、しばくぞ」などと暴言を吐いて、罰として50メートル泳ぐよう指示したうえ、生徒の頬を2回たたいた。

 教諭は水をかけられた際、安全確認を怠ってプールサイドで寝転がり、生徒を自由に泳がせていた。授業に立ち会っていた女性教員2人がその様子を見て、生徒をそそのかしたという。2人は「悪ふざけのつもりだった」と話しており、市教委は処分を検討する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00050339-yom-soci

唆されて水を掛けた生徒が可哀想です。本人に悪気は全く無く、2人の女性教員から唆されなければ水を掛けなかったでしょう。

最も重い責任があるのは寝転んでいた教員です。体罰等はもとより、水泳の授業で最も重要な「安全管理」を怠っていました。

プール授業中の事故死は後を絶ちません。教員にはいち早く異変を察知し、適切な行動を行う事が求められています。

しかし、プールサイドで寝転がっていては、異変等に気づけるわけがありません。

私としては平手打ち以上に「安全管理意識の欠如」に大きな問題があると感じました。減給に加え、現場から外して適切な研修等を行うべきでしょう。

女性教員は恐らく冗談のつもりだったのでしょう。男性教諭が暴行等を行わず、生徒から冷静に事情を訊いていれば、少し度が過ぎた冗談で済んだかもしれません。

こうした話を聞く度に「このまま大阪市立学校、特に中学校へ通わせても大丈夫かなあ」という不安感も過ぎります。

幸いな事に、お世話になっている学校の先生方は丁寧に指導等を行って下さり、保護者からの要望にも可能な範囲で応えて頂いています。

子供は数年後に中学生になります。

地域の公立中学校へ進学するか、それとも別の方法を模索するか、少し考えてしまいます。