「大阪市民の声」へ深刻な投稿が寄せられています。

此花区にある民間保育園で行われている不適切保育につき、複数の保護者が改善を求めています。

記載されている内容が非常に似ていて、投書日も1日違いです。同じ保育園を対象とした要望だと考えられます。

市民の声

 2人の子供を保育園に預けています。母子家庭です。
 民間保育園のワンマン体制がどうも納得がいきません。
 18時30分まで預かりのはずなのに18時10分には玄関で靴を履かせてエアコンもない暑い靴箱前で座らされています。「子供達を早く迎えに来て欲しい」「可哀想だから」と言われているのに可哀想な状況でただ待たされているのが保育の一環なのか。
 突然20時頃に「保育士が疲労で休みが多いから木曜・金曜で就労以外の人は自宅保育の協力を」と連絡があった。
 育休産休の人は預ける権利さえない。
 木曜・金曜で休み要請で土曜・日曜休みの人は会社を4連休しないといけないのが分かっての事なのか。
 園が空いているのかどうかも分からないまま定員オーバーで登園して断られたらどうしようと不安。保護者の間でも「明日保育園開いてるん?」と連絡を取り合い、園からは投げかけられただけなので問い合わせ先もない。
 仕事もお盆前でお盆に預け先がないので休みを取らないといけない。なので今働いておかないと来月の収入も危機になるにも関わらず職員の自己管理が出来ていない。人員不足で疲労かと思いきや食中毒の心配もよそに弁当持参の日は増える一方。お弁当の回数は増えても支払う金額は変わらないのでお弁当の食材で費用は増える。
 子供達はさっさと帰れと用意させて18時30分まで預かり可能園なのに18時30分には職員が帰れる体制が出来ている状況。誰の何の為の園なのか。労働者の気持ちも保護者の気持ちも汲んで貰えず、少し気持ちも追い詰められて疲労も溜まり子供に辛く言ってしまう状況でも、保育園からは「仕事がお休みならば家で見る様に」言われます。子供ファーストでも保護者の立場に寄り添うこともなく園・職員が他からどう見られるかが強く保護者が子育てなど相談出来る環境でもありません。園内で喋る時間よりも早く園から出るようにとも伝えられています。この環境が保育園として教育者として施設として正しいのかご検討回答頂きたく思います。これが正解で当たり前ならば、私自身今の職場に迷惑をかけ職を変えなければいけません。環境的に生活保護も視野に入れておかないと、引越しもと不安でなりません。
 これが今の保育施設の常識、当たり前なのでしょうか?

市の考え方

 夕方の保育、保育体制が整わないときの対応、弁当対応等について、園に状況を確認し、次のとおり指導しました。
 保育所は個々の保育必要時間に応じて保育を提供することとなっており、子どもの発達や情緒の安定に配慮した保育をおこなうよう、18時以降の保育の方法について検討することを指導しております。
 また、子どもが過ごしやすいように適切な温度調節をおこない、環境を整える必要があることも伝えております。
 保育所の開所日は、日曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12月29日から1月3日までの日を除く毎日であり、保育時間は1日11時間以上とすることが原則とされています。
 保育士の体制が整わず、保護者に協力を求めたことについて、園長からは緊急的な措置としての対応であったということでしたが、保育体制を整えることは、施設長としての責任であり、今後このようなことがないよう指導しております。
 また、弁当対応については、行事等を除く開園日は原則として給食を提供するよう指導しております。
 保護者の不安に寄り添い、子育ての相談が気軽にできるような関係づくりが必要であることを伝え、保護者とのさらなる信頼関係の構築に努めるよう指導しております。

https://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000482388.html

市民の声

 此花区の認可保育園に子供を預けています。
 18時半までの保育設定にもかかわらず18時前に子供たちを空調も効いていない玄関へ荷物を持っておろし、狭い玄関で靴を履いたまま親の帰りを待たせています。
 じっと待っていることが難しい幼児・乳児がうろうろすると、大きな声で園長が罵声を飛ばします。
 補助の先生も園長の目を気にして子供を叱ります。
 保育時間が18時半までなら保育は18時半までではないのでしょうか。
 仕事の都合で18時半まで預かってくれる場所を探して預けているにもかかわらず、時間が遅いと延長に嫌な顔をされ当然のように小言を言われますが、これが認可保育園として認定を受けて経営している保育園のやりかたですか?
 少しでも要望を伝えると意見・文句とみなされ退園勧告されます。
 自らの立場が上と公に言ってます。
 子供も遅い時間になると園長が保育室に来て先生に怒るから早く迎えに来てほしいと言っています。
 子供の人間形成にも問題が生じる大変な事態と考えています。
 認可保育園として認めているならば行政としてしっかり指導してください。

市の考え方
 夕方の保育体制及び対応等について、園に状況を確認し、次のとおり指導しました。
 保育所は個々の保育必要時間に応じて保育を提供することとなっており、子どもの発達や情緒の安定に配慮した保育をおこなうよう、18時以降の保育の方法について検討することを指導しております。また、子どもが過ごしやすいように適切な温度調節をおこない、環境を整える必要があることも伝えております。
 また、園長の言動によって保護者が不安な気持ちになられたことを伝え、子どもや保護者へ配慮ある対応に努めるよう伝えております。
 さらに保護者の不安に寄り添い、子育ての相談が気軽にできるような関係づくりが必要であることを伝え、保護者とさらなる信頼関係の構築に努めることも指導しております。

https://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000482392.html

複数の問題点が指摘されています。具体的には下記の点です。

保育時間終了前に保育室から追い出し、暑い玄関でお迎え待ち

 18時30分まで預かりのはずなのに18時10分には玄関で靴を履かせてエアコンもない暑い靴箱前で座らされています。

18時半までの保育設定にもかかわらず18時前に子供たちを空調も効いていない玄関へ荷物を持っておろし、狭い玄関で靴を履いたまま親の帰りを待たせています。

当該保育園の保育時間は18時半までとされています。しかし、18時前後には保育室から園児を追い出し、冷房が効かない玄関でお迎えを待たせていたそうです。

確かに保育園が早く児童を帰宅させ、1日の業務を終了させたい気持ちは分からないでもありません。

されど、その為に保育室から追い出すのは論外です。18時以降の保育を行っていないのと同じです。

小さな子供達が玄関でじっと待つのは非常に難しいです。それが暑い夏場なら尚更です。

体調を崩す園児もいたでしょう。健康管理という面でも大問題です。

そうした園児に罵声を飛ばす園長には、園長・保育士としての資格はありません。大阪市は「園長を交代させるべき」と強く指導すべきです。

平日の家庭保育を要請

突然20時頃に「保育士が疲労で休みが多いから木曜・金曜で就労以外の人は自宅保育の協力を」と連絡があった。

多くの方は就労を理由として保育所等を利用しているでしょう。とは言え、それ以外の理由(就労内定・出産・障害・看護・育休等)でも保育所等は利用出来ます。

保育所側にどういった事情があれ、保護者へ平日の家庭保育を要請(実質的に命令?)するのは大問題です。保育所のあり方を問われます。

大阪市が指摘している通り、そもそも保育所が十分な人数の保育士を雇用できていないのが根底にあります。

園児に罵声を飛ばす園長ですから、保育士等にも同じ様な態度を取っているのは明白です。保育士の退職が相次ぎ、応募も低調なのでしょう。

頻繁な弁当持参

食中毒の心配もよそに弁当持参の日は増える一方。お弁当の回数は増えても支払う金額は変わらないのでお弁当の食材で費用は増える。

保育所へ持参する弁当を作るのは、本当に大変です。偶にある遠足の日は、前日から憂鬱でした。子供は嬉しがっていますが、早起きを強いられる親は辛いです。

特に夏場の弁当は気を遣います。全てのおかずに火を通し、生野菜すら入れないほどでした。

大半の園では3-5歳児の保護者から主食代を徴収し、そして自治体からは副食代等を含んだ運営費が支給されています(幼保無償化導入以降は異なる)。

支給された運営費を園児の食事に充てず、保育所がプールしているのではないかと疑ってしまいます。

意見や要望を伝える保護者へ退園勧告

少しでも要望を伝えると意見・文句とみなされ退園勧告されます。自らの立場が上と公に言ってます。

園長・保育士と保護者は、園児を通じて良い保育園を作り上げていく関係です。上下関係はありません(少なくとも建前では)。

私自身、保育園にお願いしたい事や改善を求めたい事は我慢せず、適切な方法で伝えています。

要望等をした事柄が早急に改善される場合もあれば、「ちょっと難しいなあ」と判断される事もあります。

保護者が改善等を求めている物は、保育士も同様に感じているケースも少なくないでしょう。保護者からの要望等を聞いた保育士から「実は私もそう思っていました。声を上げてくれてありがとうございます。」と言われる事もありました。

しかし、どんな要望等を行っても退園勧告を受けた事はありません。明後日の方向を向いた要望もありましたが、大らかに対応して頂いた保育園には本当に感謝しています。

此花区の民間保育園

大阪市では現在、来春の入所へ向けた手続が進んでいます。「希望している保育園でこうした保育が行われていないか、心配だ」と感じる方もいるでしょう。

大阪市のウェブサイトには、当該園の具体名は掲載されていません。

しかし、市民の声や市の考え方に「此花区」「民間保育園」「18時半までの保育設定」「保育士の体制が整わず」に記載されているので、絞り込みは可能です。

開所時間が18時半までとされている民間保育所は、島屋保育所・秀野保育園・無憂園・無憂園第二保育所・しおん大谷保育園・四貫島保育園です。

令和2年度 保育所・認定こども園・地域型保育事業の開所時間について 
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000444590.html#konohana

また、大阪市が行った指導監査で「保育士の職員数が、配置基準を下回っているため、配置基準を満たすよう配置すること。」と指摘されている保育所もあります。

指導監査結果一覧(此花区)
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000477/477187/04_konohana.pdf

「ひょっとしたら希望している保育所かもしれない?」と思った方は、保育所や区役所等に問い合わせされた方がよいでしょう。

もやもや感を抱いたまま入所内定し、入所してから気づいても後の祭りです。

「過去にこうした問題があったのは事実です。様々な意見や指導を受け、既に改善しました。安心してご入園下さい。」という、心強い話を聞けたら安心できますね。