H26保育所入所申込状況分析、今回もリクエストを頂きました。
16回目は住之江区です。
情報のご提供・分析等に関するご要望・個別のお問い合わせ等がありましたら、コメント欄にご記入頂くかお問い合わせからメッセージをお送り下さい。

【まとめ】
昨年から大きな変化はありません。
ポートタウン北部や区東部の公立保育所等に人気が集中しています。

H26_nyuusyo_bunseki_suminoe
H26_nyuusyo_bunseki_suminoe
(両方とも同じデータです、見やすい方をご覧下さい。)

【区全体】
募集数・申込数はともに昨年から微減していますが、入所倍率も含めてほぼ昨年と同水準です。
年齢別に見ると2歳児・3歳児の募集数が若干減少して入所倍率が上昇していますが、他の年齢はほぼ昨年と同じ数字です。
入所倍率が2倍を超えている4保育所の半分の2保育所がポートタウン内にあり、区東部と比較してやや入所しにくい傾向がありそうです。
他区ではH25とH26で保育所別入所倍率の変動がしばしば起こっているのですが、同区内では高い保育所と低い保育所が半ば固定化されている様に見受けられました。

【保育所別】
入所倍率が最も高いのは、昨年に引き続いてこすも保育園です。
H25が3.17倍、H26は更に上昇して3.86倍となっています。
特に1歳児は募集数1人に対して申込数9人となってしまっています(兄弟姉妹加算が必要不可欠?)。
入所倍率が高い原因は(1)総定員が30名と少ない、(2)市内中心部へ直通するコスモスクエア駅の目と鼻の先という立地、(3)隣駅のトレードセンター前周辺に保育所が無く、ポートタウン北部を中心として幅広い地域から申込みがある、だと考えられます。

2駅南の中ふ頭駅前にあるポートタウン保育園も入所倍率が2.19倍と高止まりしています。
原因はこすも保育園と同じでしょう。
ポートタウンに住んでいてこれら入所倍率が高い保育所に入所できなかった場合は、入所倍率が比較的低いながらも定員を超過して受け入れているきのみ保育園や、中央線やポートライナーに乗車して通勤する際に通過する駅や勤務地周辺の保育所に入所する場合が多いと推測されます。

同地域には来年4月に住之江幼稚園のこども園として「すみのえひよこ保育園」が開所する予定です。
これによって入所倍率がやや緩和すれば良いのですが、同園ブログで工事入札受付期間の延長が発表されており、工事スケジュールの遅延が気になります。
ポートタウン地区は昨年に引き続いて0-2歳児が激戦です。
(同こども園に興味等がありましたら、一度先方にお問い合わせ下さい。)

東部地域も昨年と大きな変化はありません。
昨年と同じく北加賀屋保育所・御崎保育所に人気が集中しています(両方とも公立保育所ですね)。

その中、入所倍率が急上昇したのは北加賀屋駅北のどろんこ保育園です。
申込数が19→27人となり、入所倍率が1.71→2.60倍になりました。
特に2歳児の申込数が4→13人と急増しています。
同保育所は市立幼稚園民営化案で民営化対象(後に議会で否決)とされていた市立粉浜幼稚園の北西約700メートルの地点にあり、ゆくゆくは同幼稚園への入園を予定していた児童が少し早く保育所へ申し込んだ可能性があります(ただ、3歳児・4歳児に変動がないので、あまり自信はありません)。
2歳児の申込数の増加は同保育園の南にある愛和保育園でも顕著であり、7→14人と倍増しています。