H29保育所等一斉入所結果分析、第15回は都島区を取り上げます。同区に関する過去の分析記事は「検索：都島区 分析」からご覧下さい。
都島区は大阪市の中東部に位置しています。区内の中心部を地下鉄谷町線が横切り、南部には京橋駅もあります。梅田・淀屋橋・谷町界隈等に通勤するには、非常に便利な場所です。
北区や中央区といった中心部と異なり、タワーマンションのような超高層建築物は殆どありません。「空が見える」地域です。就学前児童数も安定的に推移しています（詳細はこちら）。
こうした環境の為か、保育所等にはやや入所しにくくなっています。今春の一斉入所はどの様な結果だったのでしょうか。
（更に詳しい情報は、大阪市子育て支援施設マップ（非公式）・子育て支援施設データベース・年齢・点数毎の個別結果集約・新設施設情報からご覧下さい。）
フルタイムに準ずる点数でなければ1-2歳児入所は厳しい
北区東部ほどではありませんが、都島区でも保育所へ入所するには一定程度以上の点数が必要です。
1-2歳児で入所する場合、多くの保育所等で200点（フルタイム共働き）が要求されています。それ以外であっても、190点を下回ると非常に難しくなります。
一方、1-2歳児と比べると、0歳児はやや入所しやすくなっています。一部に200点が必要な保育所があるものの、大半の保育所等は短時間勤務であっても入所できる可能性があるでしょう。1-2歳児とは大違いです。
3年ほど前までは都島区内で多くの保育所が新設されましたが、それ以降は地域型保育事業の新設ばかりが進んでいます。
区中南部の駅チカ保育所は高倍率
また、都島区の特徴として「区南部の保育所に第1希望が集中する」という傾向があります。
典型的なのは地下鉄都島駅です。この周辺には第1希望倍率が6倍を超えた認定こども園都島児童センター、都島桜宮保育園や都島第二乳児保育センター等が集まっています。こうした施設を利用し、都島駅等から通勤しているのでしょう。
また、都島駅の北側、ベルファ都島の周囲の保育所も入所しにくい状態です。子ロバ保育園・トレジャーキッズともぶち保育園が該当します。区中北部から自転車で登園し、都島駅を利用しているのでしょうか。まっすぐで平坦な道なので、移動しやすいですね。
この地域には数多くの地域型保育事業もあります。しかし、第1希望とする方は決して多くありません。第1希望等は駅チカの保育所、その後で地域型を希望しているのでしょう。
リクエストは問い合わせ・コメントからお寄せ下さい
次回以降の掲載予定は決まっていません。「○○区の情報を知りたい」「○○地区・○○保育所について詳しく」といったリクエストがあれば、問い合わせやコメント欄からお寄せ下さい。
今年からはサイト上に掲載する分析内容を若干抑え、代わりに問い合わせに対する返事を充実させる予定です。
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