大阪府八尾市の認定こども園(2歳児クラス)にて、保育士による園児への心理的虐待が明らかになりました。保護者が園児のカバンに隠したボイスレコーダーに暴言等が録音されており、当該保育士3人は諭旨退職処分を受けました。
信じられないような暴言がありました。一部を引用します。
保育士A「行けってトイレに。連行するかほんまに。あの2人最悪や」
保育士B「ほんま最悪や」保育士A「ねえ鼻水出てるって。朝から何回も言ってるよ!何でふけへんの?何で出てるのに気づけへんの? 」
パンツやズボンが履けない子を馬鹿にするようなやり取りもありました。
保育士B「いーや、トレーニングパンツはけなかったら捨てたろ、パンツ。パンツ捨てたろ、ごみ箱に。いらんな?いらんな?アンパンマンのパンツ」
保育士B「ええ、めっちゃ貧乏くさい。このズボン、穴空いているの。ワッペンつけられています」
そして「塗り絵」の時間には、クレヨンで早く塗るよう強く迫る様子が…
保育士B「(箱)開けて!(机叩く)」
保育士A「ドン!(机叩く)開けて!」
保育士B「なんでやねん。ドン!(机叩く)こっちに置いてって」
保育士A「ドン!(机叩く)塗って!ドンドン!塗って。早く、もう時間ないねん!塗って、塗って!」保育士C「何でも壊せる施設あるの知ってます?ストレス発散にガラクタ」
保育士A「投げたりする」
保育士B「私〇〇(幼児の名前)をジャイアントスイングして投げたい」
保育士A、C「ハハハハハ」皿や瓶を投げてモノを壊す娯楽施設で、「子どもを投げたい」と話していたのです。録音された時間などから、そばには昼寝をしている子どもたちがいたとみられています。
保育士A「投げるなら誰投げたい?」
保育士B「わたし3人おるな」
保育士A「投げ方としては人間やろ。ヒューバーン!みたいな。ヒューヒューと投げる。どちらにしようかな…〇〇ちゃん(幼児の名前)やな」
園児や保護者を小馬鹿にした、許せない言動です。保育士になったのが信じられないぐらいです。
「2歳児クラス」には年度中に満3歳を迎える園児が属しています。この年齢の児童は言語や運動能力が急激に発達します。「○○ちゃんはママと一緒に××へお出掛けしたよ」という言葉を当たり前の様に使い始めたり、タブレットで自由に遊んだり、1キロ以上を平気であるく児童もいます(個人差あり)。
トイレトレーニングを経てオムツが外れ始めるのもこの年齢です。3歳児クラスからは幼稚園へ進級する園児もいる事から、2歳児クラスに属している間にオムツが取れるのが目標?の一つ(当然ながら個人差はあり、「外さなければならない」という一律目標とはなっていません)。
保育士からこうした言葉を投げかけられた園児が保育を怖がるのは当然です。何を言われているか理解できる年齢です。ただ、何を言われたかを保護者へ正しく説明するのが未だ難しいかもしれません。
一連の行動を不審に感じた保護者がまずは保育園や行政に相談しましたが。不十分な対応に終始しました。疑う余地がない証拠を集めようとし、ボイスレコーダーを忍び込ませたのはやむを得ない手段でした。
過去に八尾市の保育行政は不十分な対応をし、保護者等から強い批判を招いた事がありました。保育士として働く園長の息子が園児に猥褻行為をして逮捕されましたが、その後の対応が右往左往しました。
【ニュース・12/9更新】大阪府八尾市の認定こども園「さくら保育園」で働く男性保育士(園長・副園長の息子)、園児に強制猥褻で逮捕
また、遠足中に体調不良となった小学生が「(水筒のお茶が無くなったので)お茶を買いたい」と訴えるも拒否し、熱中症となった事案もありました。
子供に関するトラブルが同一自治体でこれほど頻発するのも珍しいです。「また八尾市か」と後ろ指を指されない様な対応を願いたいです。