台風10号の進路が定まりません。当初の予報では今日28日にも関西へ接近・上陸かと報じられましたが、未だ台風の中心は九州南部の海上にあります。
このまま九州へ上陸するのか、そして関西へ接近するのか、それとも日本海や太平洋へ抜けるのか、どこへ向かうかは台風のみが知っているのでしょう。大きな被害が出ないのを祈るばかりです。
台風の接近は子育て世帯の日常生活にも大きな影響を及ぼします。典型的なのは「保育所等の臨時休業」です。各保育所等(保育所・認定こども園・地域型保育事業)は臨時休業等を行う基準を定めていましたが、若干の違い等はありました。
そこで災害に対する基本的な対応方針・臨時休業及び保育再開の判断基準・児童の引き渡し・防災マニュアルの作成等を求める、「災害時対応ガイドライン」を策定しました。
大阪市内の保育所等における「災害時対応ガイドライン」の策定について
大阪市では、大阪市内の認可保育所・認定こども園・地域型保育事業所(以下、「保育所等」という。)において、地震、台風、集中豪雨等の自然災害が発生した場合や自然災害の発生が予測される場合(以下、「災害時」という。)に、児童や保護者、職員の生命と安全を守るため、迅速かつ適切に判断・行動することができるよう、災害への備えや臨時休園の判断基準など、災害時の基本的な対応についてガイドラインを定めましたので、お知らせいたします。
具体的な休園基準は下記の通りに記されています。
【暴風警報・特別警報】
臨時休園とする。保育時間中ならば保護者へお迎えを依頼する。但し、児童全員の引き渡しが完了するまでは保育を継続する。
【大阪市が河川氾濫の「警戒レベル3(高齢者等避難)」以上発令】(気象庁が発表する「警戒レベル3相当」は含まない)
【高潮に関する大阪府市からの早めの避難の呼びかけがあった場合】
該当区域(浸水が想定される区域)に所在する保育所等は臨時休園とする。保育時間中ならば保護者へお迎えを依頼する。但し、児童全員の引き渡しが完了するまでは保育を継続する。想定される浸水の深さに合わせて、所定の避難ビルを初めとする浸水の可能性のない安全な場所へ避難する。
【市内24区のいずれか1区でも震度5弱以上を観測】
・開園前に地震が発生した場合は、当日は臨時休園とする。
・保育終了後に地震が発生した場合は、翌日は臨時休園とする。
・保育時間中に発生した場合は臨時休園とし、保護者へお迎えを依頼する。但し、児童全員の引き渡しが完了するまでは保育を継続する。状況に応じて安全な場所へ避難する。
【津波警報・大津波警報発表に伴う避難指示発令】
避難指示該当区域(北区・都島区・福島区・此花区・中央区・西区・港区・大正区・浪速区・西淀川区・淀川区・旭区・城東区・鶴見区・住之江区・住吉区・西成区)は臨時休園とする。保育時間中は直ちに所定の避難ビルまたは3階以上の安全な場所へ避難する。安全を確保したのち、保護者に連絡し、お迎えを依頼する。児童全員の引き渡しが完了するまで、保育を継続する。
【JR大阪環状線及びOsaka Metro 全線が運休(計画運休を含む)】
災害などを起因として運休となった場合や始発から計画運休が予定されている場合は臨時休園とする。保育時間中に計画運休が予定されている場合は、保護者へお迎えを依頼する。但し、運休時でも職員体制が確保できる場合は臨時休園としない。
【建物等に甚大な被害が発生し、安全な保育ができない場合】
臨時休園とする。
これらはあくまで原則的な考えです。各保育所等によって備えるべきリスク等に違いがあります。そこで大阪市は各保育所等に「防災マニュアルの作成」を求めています。
大阪市では、「大阪市内の保育所等における防災マニュアル作成の手引き」を作成し、各保育所等で防災マニュアル等を作成されるにあたり、必要な様式例や役に立つ情報等をまとめました。この手引きを活用し、各保育所等において防災マニュアル等を作成のうえ、災害対応力の強化に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。
我が家がお世話になっている保育所等でも防災マニュアルと定めています。大阪市の休園基準に地域特性等を加味して作成した、園独自の休園基準も設定されています。各保育室にある出席用タブレットの脇に「改めてご確認願います」と掲示されています。
台風10号が大阪にいつ、どの様に影響するかは未だ分かりません。ただ、市内では既に時折強い風が吹いており、台風が近づいていると感じています。
台風への備えは今の内に行って下さい。子供用オムツ・レトルト食品・お水を買い足しました。