入園式翌日の保育所は、数多くの見慣れない保護者や子供の姿が見られました。十数年前の私も、そうした光景の一つでした。初めは大変な事ばかりですが、少しずつ馴染んでいってもらいたいです。

以前の記事でお伝えした通り、我が家がお世話になっている保育所は「マスクの着用は個人の判断に委ねる」という方針を採用しています。この方針に対して私自身は強い疑問を有していますが、今更どうにもならないので冷ややかに受け取めています。

着用要請を終了した直後こそは全員がマスクを着用していましたが、日が経つにつれて着用していない職員・保護者が散見されるようになりました。

保育士は2割弱がマスクを着用していません。ただ、いずれもベテラン保育士(40代以上)ばかりです。若手・中堅(概ね30代以下)は見えている範囲では全員が着用を継続しています。

保育士は保育室内で園児と過ごす時間が長い仕事です。換気に気を付けてはいるものの、保育室内の換気は決して十分ではありません。また園児はマスクを着用しておらず、近距離で隻やくしゃみ等もします。マスクには感染拡大を防ぐと共に、自身の身を守る効果もあります。

不安視しているのは食事時です。配膳等では大きな声を出す事もあります。また、食事中に園児に声かけを行う際は、飛沫が食事の上を舞う事もあります。せめて食事は園児と異なるタイミングで食べ、マスクを着用する等して欲しいのですが(実際の運用状況は未確認)。

マスクを外す保護者も増えています。お世話になっているクラスでは、既に約2割の保護者が外しています。余りに多くて面食らっています。当然ながら保育士等とは近距離・密室内で会話しています。

一方で「保育所でマスクを着用しても無意味だ」という意見もあるでしょう。保育所内で圧倒的多数を占めるのは、マスクを着用していない園児です。いくら保育士や保護者がマスクを着用していても、ノーマスクの園児間で感染症は拡大します。

昨夏に我が家全員がコロナに感染した際の感染源は、保育室内で発生したクラスターでした。ほぼ全ての園児(及びその家庭)にが全滅したと聞きました。保護者が園で気を付けても、園児が家庭に持ち帰ったら防ぎ様がありません。

もやもやや葛藤を抱えながら、新年度の園生活が始まりました。有症状にも関わらずマスクを着用していない保育士や保護者がいたら、園に何らかの対応を求めるつもりです。