大阪府の新型コロナウイルス感染者が急減し続けています。信じられないペースです。

しかし、日々公表される都道府県毎の感染者は東京を上回る日が続いています。人口当たりの感染者数も全国1位です。

まだまだ感染予防に気を付けていきたいです。

数日ぶりに大阪府で発生したクラスター一覧表を見た際に、豊中市で子供関係のクラスターが多発していることに気付きました。9月25日から10月10日の約2週間において2箇所の児童関連施設・で2箇所の学校で発生しています。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/1010.pdf

豊中市の学校関連⑤は豊中市立第一中学校です。

とある学年で生徒18人・教職員1人が感染するクラスターが発生しました。

○学校名=市立第一中学校(曽根西町1-6-1)
○臨時休業の対象=学年(A) ※全5学級
 臨時休業の期間=10月6日(水曜日)~8日(金曜日)の3日間 ※検査結果が判明するまでの期間
 *延長後の臨時休業の期間=10月6日(水曜日)~19日(火曜日)の14日間 ※濃厚接触者の自宅待機期間

○経過・内容
 学年(A)について、10月4日(月曜日)に生徒2人の感染が確認され、本日、生徒5人の感染が確認されました。現在、市保健所による疫学調査(濃厚接触者を特定するための調査)を実施中ですが、この7人の在籍している学級が複数にまたがることから、市保健所の見解を踏まえ、関係者を対象に、念のためのPCR検査を実施いたします。これに伴い、当該学年は臨時休業いたします。

[10月6日追記]個別のPCR検査等の結果、生徒2人の感染が確認されました。
[10月8日追記]念のためのPCR検査の結果、生徒9人・教職員1人の感染が確認されました。
 市保健所による疫学調査の結果、当該学年(全5学級)のうち、感染が確認された4学級については、陰性者全員が濃厚接触者に特定されました。感染が確認されなかった1学級については、濃厚接触者は特定されませんでした。

 市保健所による見解(クラスターが発生した)を踏まえ、「学校休業等の対応基準」に基づき、当該学年の(全5学級)の臨時休業を延長いたします。

https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kosodate/gakkou/gakkou_topics/1005itityuu.html

4クラスで感染者が確認されました。クラスを越えて感染が広がった形です。学校では適切な感染対策を行っていたでしょうが、それでも広がってしまいました。

また、豊中市ツイッターによると、児童関連施設は公立こども園とされています。

これらのクラスターの関連等は不明です。大阪市内の事例では、家族間感染によってきょうだい間に感染が広がり、それぞれが通う学校や保育所等で感染が拡大したと考えられるケースが発生しています。

コロナ第5波は収束しつつありますが、今後も子供の間で散発的にクラスターが発生すると予想されています。大人と違って子供のワクチン接種率は依然として低く、11歳以下は接種すら出来ない状態です。

大阪市内では中学生や高校生の接種が少しずつ進んでいますが、9月28日時点での10代2回目接種率は僅か9.81%です。「非常に遅い」としか言い様がありません。

【コロナ第5波】大阪市コロナ本部会議が5か月ぶり開催、著しく低い10代ワクチン接種率、3,000人以上の児童生徒が感染

これが回り回って学校・児童施設クラスターの一因となっています。