大阪府内の学校や児童施設等でもクラスターが頻発しています。この1週間で3か所の学校及び1か所のこども園で発生しました。

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0124.pdf

大阪府立吹田高校(吹田市)で5人

「吹田市の学校関連」は大阪府立吹田高校ですね。

1月12日に感染者が判明して休校し、14日に再開しました。しかしながら15日に新たな感染者が判明し、22日まで臨時休校となりました。

学校をすぐに再開させず、生徒の健康観察期間をもう少し設けた方が良いのではないかと感じました。休校→再開→再休校は誰だって困ります。

大阪桐蔭中学校高等学校(大東市)で33人+濃厚接触2人

「大東市の学校関連」は大阪桐蔭中学校高等学校でしょう。

臨時休業を開始した翌日21日に大阪府からクラスター事例として発表されました。

この度、本校で新型コロナウイルスの感染が確認され、保健所の指示のもと、ひろくPCR検査を実施した結果、所属しているコース内での集団感染が判明いたしました。(教職員の感染者はおりません)

当該コースの生徒は1月20日(水)から1月23日(土)まで臨時休業としましたが、感染状況を鑑み1月25日(月)以降も臨時休業といたします。

http://www.osakatoin.ed.jp/?p=14198

甲子園に何度も出場した、全国有数のスポーツ強豪校ですね。各地の高校での集団感染事例を見ていると、スポーツや部活動で有名な学校の感染が続いています。

あいの三島こども園で5人+濃厚接触7人(茨木市)

茨木市の児童施設はあいの三島こども園ですね。

 1月18日月曜日に法人内あいの三島こども園の職員1名がせき症状があり念のためPCR検査を行った結果陽性反応が出たとの連絡を施設で受けました。該当職員の直近の出勤日は1月18日月曜日でした。

http://aino-fukushikai.or.jp/news/hoiku/hoiku_20210118.html

あいの三島こども園にて1月21日木曜日新たに園児3名及び職員1名から新型コロナウイルスPCR検査にて陽性が確認されました。引き続き、茨木市こども育成部保育幼稚園総務課と茨木保健所へ報告と連携をとり感染拡大防止の徹底を図っているところです。

1月24日日曜日まで引き続き休園とさせて頂き、その後の経過につきましては、随時報告させて頂きます。

http://aino-fukushikai.or.jp/news/hoiku/hoiku_20210121.html

本こども園に直接関係している感染者は5人ですが、ここから更に7人が濃厚接触者として感染しています。

児童施設関連でクラスターが発生した場合、児童の同居家族にも広がりやすいのが特徴的です。

幼児は両親と寝食を共にし、密接して生活しています。また、幼児に感染を拡大させない様に気をつけて行動させるのは難しいです。

星翔高等学校で11人+濃厚接触5人(摂津市)

「摂津市の学校関連」は星翔高等学校ですね。


感染者の判明によって1月18日のみを臨時休業としましたが、再開した1月19日に新たな感染者が判明してしまいました。

新型コロナウイルス感染症発生に伴い、本日令和3年1月18日(月)は臨時休業とさせていただきました。

その後、保健所の疫学調査により本校生徒の濃厚接触者確認作業を進めましたが、「濃厚接触者を認めず」という判断が下されましたので、明日1月19日(火)より平常授業を再開いたします。

https://www.osaka-seisho.ed.jp/topics/20210118-1999/

令和3年1月19日(火)本校生徒が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、本日、1月20日(水)に保健所の調査により濃厚接触者が特定されました。

現在保健所の指導の下、大阪府教育庁私学課ならびに本校学校医、法人本部とも連携し、学校施設の消毒などの対応を進めています。

疫学調査の結果に基づき、「濃厚接触者や、個別に健康状態の把握をお願いする方」への対応などについて、保健所からの指示がありますので、その確認や作業を行うため、明日1月21日(木)~24日(日)まで臨時休業の措置をとらせていただきます。

https://www.osaka-seisho.ed.jp/topics/topics1/20210120-2002/

新型コロナウイルス感染症発生に伴い、令和3年1月21日(木)~24日(日)を臨時休業(学校閉鎖)としておりましたが、保健所の疫学調査により新たに陽性者が判明し、引き続き、生徒の濃厚接触者確認などの作業を進めるため、臨時休業を1月27日(水)まで延長いたします。

https://www.osaka-seisho.ed.jp/topics/topics1/20210123-2004/

結果論ですが、1月18日に「濃厚接触者を認めず」とした判断に誤りがあったと言わざるを得ません。

学校は多くの児童生徒が入り乱れ、クラスや学年を超えた接触も少なくありません。特に部活動が盛んな学校(とりわけ高等学校)では極めて多いでしょう。

校内で感染が広がらずに済む学校もあれば、濃厚接触者以外から感染者が生じて臨時休校が長引く学校もあります。

大阪府内では臨時休校となる高校が相次いでいます。小学校や中学校とは異なり、高校でクラスターが発生すると大型化しやすいのも特徴的です。

通常通りの教育活動はいつまでできるのでしょうか。

感染が拡大しやすい部活動を全面的に停止(今は1日1時間に制限)し、更には分散登校・オンライン授業へ切り替える時期だと感じています。

その一方、こども園・保育所・幼稚園等を一斉休園させるのは難しいですね。幼児を1人で留守番させるわけにいかず、保護者の就労を直撃します。

仮に保育所等を一斉に休園させるのであれば、保護者の仕事をどうするかを同時に考える必要がありますね。

昨春の一斉休校では保護者の仕事に関する手当を行わなかったが為に、大混乱を引き起こしました。後から五月雨的に手当されましたが、本当に大変でした。

今後も学校や児童施設でクラスターが発生するのは避けられません。関係者がどれだけ気を付けても、新型コロナウイルスはどこかから入り込んでしまいます。

気が滅入りますね。