1年半ほど前、大阪市平野区で弟(3歳)を殺害した容疑で姉(23歳)が逮捕された事件がありました。
この事件につき、共同通信が3回に渡る特集記事を掲載しています。
知的障害の長女に「しばけ」「殴れ」
【上】3歳児を死なせた8人家族に起きたこと
https://this.kiji.is/693367206977586273
「おかんは産むだけ」押しつけられた育児
【中】3歳児を死なせた8人家族に起きたこと
https://this.kiji.is/693388947465274465
一家崩壊のSOS、行政の反応鈍く
【下】3歳児を死なせた8人家族に起きたこと
https://this.kiji.is/693396279967548513
事件現場は大阪市平野区にある住宅街の一角でした。
育児能力に問題がある母親、離婚・別居・復縁を繰り返した不安定な家庭、そして知的障害がある複数の子供、一家が子供育てていく能力に欠けているのは明らかでした。
近所との関わりは殆どありませんでした。周囲はおかしな雰囲気を感じていたかもしれませんが、「近寄らない方が良い」という受け止め方だったのかもしれません。
接点があった障害者作業施設の代表者が一家や行政との間を取り持ちましたが、行政の動きは非常に鈍かったそうです。
行政が消極的な対応に終始している後に、育児を押しつけられて爆発した姉が弟を殺害してしまいました。
なお、事件後、母親は7番目の子供を出産したそうです。言葉がありません。
重厚な特集記事なので、是非読んで下さい。