コロナウイルス、国立感染症研究所より

なみはやリハビリテーション病院(大阪市生野区)で計46人が感染しました。大阪府内では初の院内感染と考えられます。

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(4/24追記)
なみはやリハビリテーション病院にて、PCR検査で陽性と判定された看護師をその後も継続して勤務させていました。

【独自】集団感染の大阪の病院 陽性の看護師に勤務命じる

職員ら120人以上が新型コロナウイルスに集団感染した大阪市の病院で、陽性反応の出た看護師に勤務を続けさせていたことがわかりました。

大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」では、22日までに医療従事者や患者ら、あわせて122人の感染が確認されています。大阪市保健所によりますと、この病院は、女性看護師がPCR検査で陽性と判明した後も、20日から翌日朝まで勤務を続けさせていたことがわかりました。

女性看護師はその後、保健所からの指導で帰宅したということです。

女性看護師は感染者だけが入院する病棟に勤務していて、感染していない患者との接触はなかったとみられます。病院側は保健所の調査に対し「代わりの人を手配しようとしたが、見つからないのでやむなく働かせた」と話しているということです。

感染した看護師の同僚の女性看護師がABCテレビの取材に答えました。

(Q.病院はPCR検査で陽性反応が出たスタッフを働かせていた?)「はい、そうです。私、そのことがあり得ないと思って。上司から『陽性の人と勤務して下さい』と、はっきり言われた。スタッフの安全が保証されていない状態だと、満足な医療や看護の提供が難しい。満足な医療・看護が提供できないのは医療従事者としても、ものすごくつらい」。

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_6008.html

同病院では昨夜の時点で134人が陽性だと判定されました。入院患者の多くはまだ同病院に留まっていると聞きます。

陽性と判定された看護師へ勤務命令を発したのが信じられないのと同時に、深刻な看護師不足を痛感しました。

院内感染は全国各地で多発しています。同じ事が発生しない様な手当が不可欠でしょう。

(更に追記)
保健所に指導された翌日にも別の陽性看護師が働いていたそうです。

コロナ陽性の看護師勤務 保健所の指導翌日にも別の陽性看護師を働かせる 大阪市

 大阪市内の病院が新型コロナウイルスの陽性反応が出た看護師に勤務を続けさせていた問題で、病院側が保健所から指導を受けた翌日にも陽性の別の看護師を働かせていたことが24日にわかった。

【速報】別の陽性看護師も勤務

 大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」では、きのうまでに職員と患者らあわせて128人の感染が確認されている。この病院では看護師が20日に検査で陽性が判明したあとも、上司の指示で数時間勤務を続け、翌日、保健所の指導で帰宅していたことがわかっている。

 保健所は陽性の看護師を働かせないよう指導したが、新たに指導があった翌日にも陽性反応があった別の看護師が働いていた。大阪市保健所はほかに陽性の職員が働いていないか調査する方針だ。病院側はANNの取材に応じていない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00010006-abema-soci

保健所の指導を無視する体質が院内感染の拡大にも繋がったと言わざるを得ません。今も陽性職員が働いている可能性は否定できません。

「危機感の無い医療従事者」にはどう接したら良いのでしょうか。

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(4/21追記)
なみはやリハビリテーション病院の感染者が約120人に達しました。メガクラスターの発生です。

リハビリ室を中心に感染が拡大したと指摘されています。

新型コロナ リハビリ室、拡大源か 大阪の院内感染120人に

 大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」(120床)で発生した新型コロナウイルスの院内感染は、21日までに感染者約120人の大規模クラスター(感染者集団)となった。大阪府によると、入院患者用のリハビリ室の利用者を中心に感染が広がっている。専門家は「3密」状態を生みやすい、リハビリ病院特有の環境の危険性を指摘する。

https://mainichi.jp/articles/20200422/ddn/041/040/006000c

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(4/20追記)
コロナウイルス患者の治療を行っていない明治橋病院(大阪府松原市)七山病院(熊取町)でも院内感染が発生しました。

府内ではほかに明治橋病院(松原市)と七山病院(熊取町)でも院内感染とみられる状況が発生し、感染者の合計はそれぞれ35人と4人になった。

(中略)明治橋病院では19日までに職員と患者計8人の感染が判明。20日は職員9人、患者18人が陽性と診断された。七山病院は19日までに職員と患者計3人、20日に職員1人の感染がそれぞれ確認された。

 いずれも感染症用の病棟はなく、府の担当者は「新型コロナとは関係のない病気の患者に感染が広がっているのが大きい」として病院内外での感染の広がりを懸念。3病院でスタッフや患者を検査し、全容の把握を進めている。

 3病院はそれぞれ外来診療や新規の入院受け付けをすでに中止している。

https://www.sankei.com/west/news/200421/wst2004210020-n1.html

両病院がリリースを掲載しています。

2020/04/20

4月18日に、当介護医療院の一つの病棟に入所されていた患者様が新型コロナウィルスに感染していることが確認されたため、当該病棟の患者様全員及び当該病棟に勤務する職員全員のPCR検査を実施したところ、4月20日に、患者様及び職員の合計27名が新たに新型コロナウィルスに感染していることが確認されました。

http://www.meijibashi.or.jp/topics/563

2020.04.21更新
4月17日・4月19日に確認されたPCR検査陽性者の病棟の患者様及び職員(計57名)のPCR検査の結果は、56名陰性・1名陽性(職員)であったことを報告させて頂きます。
引続き、管轄保健所等と連携し、感染拡大防止に向け対応を進めてまいります。

https://7yama.or.jp/topics/patient/1346.html

徐々に医療機関の能力が落ちています。こうやって医療崩壊(医療能力の低下?)が起きていくのかもしれません。

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(4/20追記)
更に9人の感染が確認されました。同病院関係の感染者は少なくとも55人に達しています。

大阪府によりますと、大阪・生野区にある「なみはやリハビリテーション病院」では19日に医療従事者や患者あわせて9人の感染が新たに確認されるなど、これまでに少なくとも55人の感染が確認されました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200420/2000028543.html

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大阪で新たに88人の新型コロナウイルスの感染が確認され、そのうち41人が大阪市のリハビリ病院の患者や医師だということです。

大阪府では新たに88人の感染が確認されました。そのうち41人は大阪市生野区のなみはやリハビリテーション病院の医療従事者6人と患者35人です。これまでに府と兵庫県で感染が確認された看護師などを合わせると病院内で46人の感染が確認されていて大阪市保健所は19日、院内感染の可能性も視野に現地調査を行うということです。

病院では今月15日から新規入院の受け入れを中止、18日から外来診療をとりやめています。また大阪府では既に感染が確認されていた70代の女性が18日死亡し、府内の死者は10人となりました。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200419/GE00032631.shtml

なみはやリハビリテーション病院(旧今里胃腸病院)は大阪市生野区巽南3丁目19番3にあります。


同病院の特色は病床の内訳です。全120床の内、回復期リハビリテーション病棟が88床、障害者病棟が32床という構成となっています。

聞き慣れない「回復期リハビリテーション病棟」とはどういう物でしょうか。同病院のグループ病院の記載を引用します。

回復期リハビリテーション病棟

脳血管疾患、整形外科疾患など、重症度の高い患者さまも受け入れ、在宅復帰を目指す病棟です。患者さまとそのご家族を中心に退院後の生活を描き、多職種でチームを組んでそれぞれの専門性をもってケアを行ないます。

https://shunan-rh.jp/about/ward_convalescent/

様々な重病によって入院を余儀なくされている方が、退院して在宅復帰を目標とする病床だそうです。つまり、重大な基礎疾患や大きな手術を経た方が数多く入院しています。

こうした病院で院内感染が発生すると、多くの入院患者が重症化する恐れが極めて高いでしょう。院内感染が発生した永寿総合病院では残念な結果が相次いでいます。

全国各地で院内感染が止まりませんね。感染した患者・お見舞い・医療従事者が病院を訪れ、「三密」環境下で急激に感染が広がっているのでしょう。

ここ最近、私の身内で大きな手術を受けた人間がいます。最寄の三次救急医療機関が救急診療を休止しており、搬送先がなかなか決まらなかったと聞きました。

コロナウイルスの感染リスクが怖く、見舞いにも行けません。

外部との唯一の通信手段はスマホの動画通話機能だそうです。コロナウイルス患者と看護師等がやりとりするのにも活用されていると聞きました。

日本人患者が増えてからも、スマートフォンをほとんどの方が持ってきており非常に有力なツールとなった。ビデオ通話を毎日することで入室しての身体診察を省略できることも多く、逼迫していたPPEの節約にも繋がった。

患者が家族とビデオ通話で連絡をとることもできるので、COVID-19に限らず面会が制限される入院患者のストレス軽減に役立つ手段であることが分かった。

COVID-19患者の対応に関する当院での実情と療養環境の工夫(市立豊中病院)

毎日の体調管理&感染予防を

様々な報道等を見る限り、不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、一定の空間長時間密閉される、他人と同じ物を触れる(接触感染)、会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。

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