（9/21追記）
園長と元保育士が書類送検されました。
https://www.youtube.com/watch?v=E6byAABXXMg
捜査関係者によりますと、その後の捜査で、保育園が注意義務を怠った結果、窒息死したことがわかり、警察は今年９月２０日に業務上過失致死の疑いで園長（５９）と元保育士（２７）を書類送検しました。
事故前後の状況は大阪市ウェブサイトに掲載されています。
第6回 こども・子育て支援会議 教育・保育施設等事故検証部会（令和2年事例）会議要旨
書類送検された元保育士は、亡くなった園児の食事介助を担当していたと考えられます。「元保育士」なので、現在は保育から離れているのでしょう。
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000525/525156/03zikohoukokusyoan.pdf
改めて亡くなった園児のご冥福をお祈りします。
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ゆりかご第二保育園（大阪市城東区）にて1歳2か月の園児が亡くなってから、まだ丸1日も経っていません（9時半現在）。
この2時間後に暗転するとは誰もが思いもしなかったはずです。居たたまれません。
https://youtube.com/watch?v=tTSPlV4Rso8
大阪市の保育園児 昼食のど詰まり死亡 警察が業務致死の疑いで捜査
２月１２日午後大阪市にある私立保育園で、１歳２ヶ月の男の子が昼食をのどに詰まらせ死亡しました。警察は業務上過失致死容疑も視野に捜査しています。
２月１２日午前１１時半ごろ社会福祉法人・ゆりかご会が運営する大阪市城東区の「ゆりかご第２保育園」で＊＊＊＊ちゃん（１歳２ヶ月）が昼食をのどに詰まらせました。
警察によりますと＊＊ちゃんの異変に気づいた職員が背中をたたき救命措置を取りましたが意識がなくなり、心肺停止の状態で病院に運ばれましたがその後死亡が確認されたということです。
当時部屋には進人ちゃんを含む９人の子どもに対し３人の職員が付いていたといい、昼食にはハンバーグやコッペパンリンゴなどが刻まれた状態で出されていたということです。
警察は保育園から当時の詳しい状況を聞くとともに業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査しています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200213/GE00031569.shtml
事故概要等は大阪市こども青少年局ウェブサイトにも掲載されています。
報道発表資料 認可保育施設における死亡事故の発生について
本日、大阪市内の認可保育施設において、昼食中児童に異変があり、救急搬送されましたが、搬送先の医療機関で児童の死亡が確認されました。現在、原因等、詳しい状況について確認中です。今後、今回の事故を検証し、再発防止に努めてまいります。
【施設概要】
施設名 ：ゆりかご第二保育園
設置認可 ：平成19年4月1日
施設所在地：城東区新喜多東1－1－7
運営法人 ：社会福祉法人 ゆりかご会【事故概要】
発生時状況：1歳男児が昼食喫食中に発生(献立：コッペパン、ハンバーグ、コーンバター、ミネストローネ、りんご)
発生後対応：119番通報し、園にて救命処置後、病院に搬送されるも、搬送先病院にて死亡確認https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000494701.html
発達の程度や保育所の方針等にもよりますが、1歳2カ月だと離乳食の最中だと思います。
当日の昼食で喉に詰まらせる可能性が高いと考えられるのは、コッペパンとリンゴですね。
どういった形状で提供され、どの様に保育士が食事介助をしていたのでしょうか。
パンは適度な大きさにちぎってあったのでしょうか。丸飲みしたら喉に詰まってしまいます。
リンゴは固く、歯茎でかみ砕くのは難しいかもしれません。我が家ではしっかりすり下ろししてから食べさせたのを覚えています。
2年前に保育士・調理員不足を指摘されていた（改善報告済）
まだ憶測の段階ですが、離乳食が適切に提供されていたのかが非常に気になっています。
昨日の投稿で、平成30年度に同園が保育士の配置基準等を満たすように指導された事をお伝えしました。
H30監査
【改善済】開園時間中の保育士の職員数が、配置基準を下回っているため、配置基準を満たすよう配置すること。
【改善済】調理員の職員数が、配置基準を下回っているため、配置基準を満たすよう配置すること。
【改善済】会計処理について、業務分担を明確にした内部けん制体制を確立し、適正に行うこと。
【改善済】積立資産支出及び当期資金収支差額合計の合計額が、事業活動収入計（決算額）の５％を超過しているので、収支計算分析表を本市へ提出すること。https://yodokikaku.net/?page_id=14704
https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000477/477187/17_jyoutou.pdf
当初は保育士不足に注目してしまったのですが、よく見ると「調理員の職員数不足」も指摘されています。
城東区内で調理員不足を指摘された保育所は、ゆりかご保育園とゆりかご第二保育園のみでした。
保育士不足と共に改善されたと報告されていますが、同園が保育士・調理員数の最低基準を軽視していたのは間違いありません。本事故との関係はなかったでしょうか。
保育士の配置数等、保育所等には様々な基準が定められています。その目的は「園児の安全」の為でしょう。
現在や事故当時は十分な人数の保育士や調理員が従事していたでしょうか。勤務シフトに無理はなかったのでしょうか。リンゴやパンを適切な大きなに切り刻まれていたのでしょうか。
大阪市は平成31年度中に指導監査を行っているはずです。何か指摘された事項等はなかったのでしょうか。
2月14日に市長会見、17日に教育こども委員会開催
なお、週明けの2月17日13時から大阪市会教育こども委員会が開催されます（詳細はこちら）。
また、本日2月14日14時からは大阪市長の会見が予定されています（詳細はこちら）。
判明した範囲での本事故の概要等が報告されるでしょう。私はインターネット中継を視聴する予定です。
