H30新設保育所紹介、第7回は「ぴっころきっず新梅田園(北区)」です。

なお、「大阪市内で平成30年4月までに開所する保育施設が発表されました!」に他施設の一覧表を掲載しています。ご参照下さい。

基本データ
仮称ぴっころきっず新梅田園(北区)
住所北区中津7-5-2
開所予定日平成30年4月1日
予定定員90名(0歳児9名・1歳児12名・2歳児12名・3歳児15名・4歳児21名・5歳児21名)
設置・運営法人株式会社プライムツーワン
電話番号0120-978-331(本社保育運営本部)
ホームページhttp://pikkoro.jp/introduction/pk-shinumedaen/

「ぴっころきっず新梅田園」は淀川のほとり、北区中津7丁目に設置されます。工場・マンションや一戸建てが混在する地域です。

設置予定場所には自動車機器を取扱う企業の受注センターがありました。センターは既に移転し、跡地の半分が駐車場、残り半分が保育所に充てられています。

実は既に保育所の建物は完成しています。保育所は建物の低層部分に入居し、上層部分がマンションとなっています。

保育所とマンションスペースは完全に別れており、内部からは出入りができなさそうです。マンション用出入口は建物北東側に設置されています。

梅田に近いという中津の特性から、保育所用地の確保と容積率の有効利用を図った結果でしょう。大阪市が条例化する「マンションへの保育所併設」を先駆けて実現しています。

園舎はマンションの1-3階部分を占めます。1階は事務室・厨房・0歳児保育室となっています。2-3階部分に1-5歳児の保育室や遊戯場等を設置するのでしょう。

居住用マンションとしても利用する土地であり、日当たりは抜群です。ほぼ1日中に渡って日が当たります。夏場の暑さが心配になるぐらいです。

保育所の周囲は様々な工場や倉庫が目立ちます。大型車輌の出入りが多く、登降園には気を遣いそうです。

一方、交通利便性は決して良くありません。最寄の阪急中津駅には高架道路を横切る必要があります。阪急京都線が止まらない、自転車置き場等も少ない駅です。

また、梅田駅や大阪駅に向かうには、国道176号線を越えるか梅田スカイビル前の地下道(12月に部分閉鎖し地上化)を移動しなければなりません。非常に時間が掛かります。

こうした事情を踏まえると、同保育所の利用者は北区西部・福島区等から梅田近辺へ自転車通勤する方がメインとなりそうです。歩いて梅田へ向かうには遠すぎます。職員用駐輪場らしきスペースは確認できました。

園庭代わりに利用されそうなのは、十三バイパスの西にある大淀北公園です。コンクリートで出来た山、滑り台、ブランコ、砂場等が設置されています。

ただ、公園の大部分は草が生い茂っていました。普段から遊んでいる子供は少ないという印象を受けました。たばこの吸い殻や缶ビールが投げ捨てられていました。

同保育所を設置・運営するのは株式会社プライムツーワンです。本部は札幌市にあります。大阪市内ではぴっころきっず谷町園(保育所)中津園(小規模)を運営しています。

北区は共働き世帯の流入が盛んで、保育所等が不足している地域です。しかし、同保育所が設置される北区西部は、東部ほど不足感は強くありません。

高架道路や淀川に囲まれているので、登園できる地域も限定されます。やや入所しやすいのではないでしょうか。