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発達障害のある児童の保育を支援する為の冊子『できた!わかった!たのしいよ!パート2』が作成され、保育所等に配布されています。
以前に公開された『できた!わかった!たのしいよ!』の続編です。

 大阪市では、保育所における発達障害のある児童一人一人の保育ニーズに寄り添った支援を充実するため、『できた!わかった!たのしいよ!パート2』を作成しました。

大阪市内の保育所等には、発達障害やその疑いのある児童が多く在籍しており、集団での生活の中で「できた!わかった!たのしいよ!」と感じることができる保育をめざす為、この冊子を活用しながら支援の充実を目指してきました。

パート2では、個別の支援に取り組む中で、保育士の気づきが深まり、より一人一人に応じた支援を行った具体例や、発達障害の早期理解の観点から、乳児期における保育の振り返りによって、早期にこどもの困りを理解することの大切さなど、実践を重ねてきた内容を掲載しています。また、早期理解・早期支援の為の保護者との連携についても紹介しています。

パート1と同様に、乳幼児の児童に関わる多くの機関で、児童の困っている姿に接した時や支援に困った時、また発達相談の場面などでご活用ください。

http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000304167.html

冊子はインターネットでも公開されています。
ただ、各ページ毎に分割されたPDFで公開されていて使い勝手が極めて悪いので、単一のPDFに結合して改めて公開しました。

できた!わかった!たのしいよ!パート2(PDF)
(ファイルサイズが8.7MBとやや大きいのでご注意下さい)

我が家がお世話になっている保育所でも、発達障害が疑われる児童が一定数在籍しています。
朝夕に子供と同世代の多くの児童と会話する機会も多く、どうしてもそれぞれの児童を比較してしまいます。
その中には「あれっ?」と感じる児童もいます。
保育士や保護者に訊ねて確認するわけにもいかず、「ひょっとして・・・・」という思いを抱いています。

本冊子は保育所等での活用を想定した物ですが、各家庭でも十二分に活用できる内容です。
個別の状況に応じた具体的支援・乳児における「気になる子供」の観察事項・保育所と保護者が共に進める支援等がコンパクトにまとまっています。

私が子供だった大昔も発達障害が疑われる児童が一定数存在していた記憶があります。
当時は発達障害という言葉が無く、「ちょっと変わった子」として半ば放置されていたのが専らだったのではないでしょうか。

周囲の大人が早く気付いて適切な支援を行う事により、児童本人やお友達が保育所等での生活を楽しく過ごせ、将来への糧となるのではないでしょうか。
お子様やそのお友達等に気になる子がいましたら、まずはこの冊子を手に取ってみて下さい。

また、発達障害等も含め、様々な支えや配慮が必要な児童へのアプローチ方法をまとめた市販書籍もあります。
こちらもご利用下さい。