(事故に遭った幼稚園バス、みどり幼稚園インスタグラムより)
岐阜県笠松町で各務原市内にある幼稚園へ向かう幼稚園バスとトラックが衝突しました。バスに乗っていた園児等やトラック運転手全員が病院へ運ばれましたが、軽傷で済んだのは不幸中の幸いです。
岐阜県笠松町の交差点で幼稚園バスとトラックが衝突し、女性教諭を含む17人が病院に運ばれました。
警察と消防によりますと、きょう午前9時前、笠松町米野の交差点で、幼稚園バスとトラックが衝突しました。
この事故で幼稚園バスに乗っていた園児15人全員と、バスを運転していた60代の男性、それに女性教諭のあわせて17人が病院に運ばれました。
全員軽傷とみられています。バスは各務原市内の幼稚園に向かう途中でした。
トラックの運転手にけがはなく、運送会社によりますと、各務原市内で荷物を下ろし、京都へ戻る途中だったということです。
現場は、堤防道路と県道が緩やかに交わる信号交差点で、警察が、事故の原因を詳しく調べています。
事故が起きたのは「米野東交差点」付近でした。地図中央やや右で、道路が緩やかに交わっている地点です。
地図やストリートビューを見て驚きました。「交差点」とされていますが、十字路ではありません。ほぼ平行する道路が同交差点で交わっているのです。交互通行に近い様相です。
この交差点は非常に危ないと感じました。まだ事故原因は分かりませんが、信号を見落としたり誤って認識してしまいそうです。
事故に遭ったのは、認定こども園みどり幼稚園(学校法人稲羽学園)の登園用バスでした。ニュース映像と同じバスが同園インスタグラムに見つかりました。令和6年10月に納車されたばかりの、まだ新しいバスです。
事故現場から幼稚園までは約4kmほど離れています。園児は広範囲からバスで登園している様子です。
幼稚園まで安全に移動するのを最優先と考えるならば、この道路や交差点は避けたいです。しかし、登園に要する時間は極力短くしたいです。今後は堤防沿いの道路を避け、集落内を走行するのも検討されるでしょう。
様々な地域事情があるのでしょうが、こうした事故を誘発しやすい交差点が未だに残っているのに驚きました。地域住民の方は慣れているでしょうが、事故当事者たるトラック運転手の様に慣れないドライバーも多いです。

