(4/22更に追記)

各小中学校へは今朝、指針が届いたそうです。

大阪市立の小中学校では、緊急事態宣言が発令された場合、オンラインでの学習と学校での授業を組み合わせて行う方針です。
教育現場は、対応に追われています。

大阪市立大国小学校には22日の朝、緊急事態宣言下における、授業方針の案内が届きました。
21日、大阪市の教育委員会は緊急事態宣言が発令された場合、自宅でのオンライン学習と、学校での授業を組み合わせる方針を示しました。

https://www.ktv.jp/news/articles/2ff25cd4_87c8_43a2_a355_534caa8f2555.html

この方針のままで強行するのでしょか。混乱必至でしょう。

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(4/22追記)

朝日新聞にも掲載されています。

 大阪市教育委員会は21日、緊急事態宣言が出た場合の市立小中学校などの運営方法を発表した。午前は家庭でオンライン学習をし、給食を食べに登校する形を基本とする。市内は感染状況が深刻として大阪府より踏み込んだ対応となったが、学校現場や保護者からは不安の声も上がる。

 市教委によると、小学生は1、2限を家庭でのオンライン学習に充てる。配布されたタブレット端末などを使うが、双方向授業ができる学校は少ないため、主に市教委が配信する授業の動画などで学ぶ。その後登校し、学習内容の確認やプリント学習をしてから給食を食べ、帰宅してまたオンラインで学ぶ。中学生も1~4限に家庭でオンライン学習をした後、登校して給食の時間を経て学習の確認などをする。市立の全小中学校の通信ネットワークにどれだけ負荷がかかるのか不明なため確認中という。

 学習内容や登下校時刻などの詳細は学校ごとに決める。希望すれば児童・生徒を学校で預かる。その場合も、対面ではなくオンラインで学習し、在宅生と差が出ないようにする。幼稚園については検討中という。(以下省略)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14879659.html

大阪市教育委員会は21日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令された場合の小中学校の対応案を発表した。学習用端末を使った自宅でのオンライン学習を基本とし、休校とはせず、学校でもオンラインと同様の学習をして給食も提供する。学校での児童生徒の預かりに条件はなく、保護者の希望によるとした。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF211OW0R20C21A4000000/

配信する動画は市教委が配信するそうです。昨春の様にYoutubeで一括配信するのでしょう。各校で作成するのは非現実的でした。

であれば、その後に登校するのは理解し難いです。学習内容の確認やプリント学習こそ、自宅からオンラインを通じて行いやすいです。

感染予防を目的とするのであれば、マスクを外してリスクが高い給食を提供するのは矛盾しています。

ただ、大阪特有の事情として、給食がなければ十分な栄養が摂れない児童生徒がいるのも事実です。セーフティネットとして機能しています。

学習内容や登下校時刻等の詳細は学校で決めるそうです。現場に丸投げですね。

学校で預かる児童につき、昨年は「医療従事者、ひとり親等、自宅で監護ができない家庭」といった条件が附されていました。その為か、学校の預かり保育を利用して家庭は僅かでした。若干名と記憶しています。

今回は「児童生徒の預かりに条件は無く、保護者の希望による」とされています。

一方、学校側としては、誰がいつ登校し、いつ下校するか、極めて煩雑な管理を強いられます。大規模校だと管理できないでしょう。預かると言っても教室で自習させるぐらいしかできないでしょう。

市教委が幅広い選択肢を提示したのは評価しています。しかし、その選択と責任が学校や保護者へ丸投げされています。「無責任」という言葉が思い浮かびました。

一体どうなるのでしょうか。不安と不信しかありません。先生方、今晩は学校に泊まり込むことになるかもしれませんね。

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緊急事態宣言が発出された際、大阪市教育委員会が授業形態等の変更を検討しているそうです。

大阪市の小中学校 授業はオンラインと対面を“両立”で 緊急事態宣言発出の場合

 大阪市は緊急事態宣言が発出された場合、市立の小中学校の授業を、オンラインと対面の両方で行う方針を明らかにしました。

 小学校では、1時限と2時限に自宅でオンライン学習を行い、その後登校して学習内容の確認やプリント学習を実施。

 給食を食べた後、午後の授業がある学年については自宅に戻り、オンライン学習を行います。

 中学校については、午前中に自宅でのオンライン学習を行った後に登校して給食を食べ、午後は学校でオンライン授業の内容確認やプリント学習を行う予定です。

 また、保護者が家庭で見守ることが出来ない場合には、学校でオンライン学習を受けることも可能としています。

 大阪市はこの方針について、今週開かれる対策本部会議で正式に決定するということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc1265cf475f85783f1fa713cc9c0f823102e5a

NHKでも報じています。

大阪市教委 宣言時はオンラインとプリント学習組み合わせで

04月21日 17時08分

大阪市教育委員会は、緊急事態宣言が発出されたときの市立の小中学校の対応について、自宅でのオンライン学習と、学校でのプリント学習を組み合わせる形で対応するとした方針案を発表しました。

大阪市教育委員会は、大阪に緊急事態宣言が発出されたときの、市立の小中学校の対応方針案を発表しました。

それによりますと、宣言の期間中は、自宅でのオンライン学習と、学校でのプリント学習を組み合わせる形で対応し、給食も提供するとしています。

具体的には、小学校では1時限と2時限に自宅でオンラインで学習したあと学校に登校し、給食の時間までプリントを使って学習内容が定着しているかどうか確認を行います。
そして、給食のあとは、自宅に戻って再びオンラインで学習するとしています。

また、中学校では、午前中は自宅でオンラインで学習したあと、学校に登校して給食をとり、午後は、そのまま学校でプリント学習を行うとしています。

さらに、▼通学に不安を感じる児童や生徒は、自宅でのオンライン学習のみとするほか▼共働きの家庭など、保護者が希望する場合は、子どもたちを朝から学校で預かるとしています。
一方、▼部活動は原則、休止するとしています。

松井市長は、記者団に対し、「われわれが準備してきたシステムをフル稼働させて、ありとあらゆる手段を通じて、子どもたちの健康を守っていきたい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210421/2000044326.html

大阪市『オンラインと対面授業を組み合わせ給食も実施』“宣言”出た際の方針示す
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9494bf23fa29c395922252644980cd6b7e1e67

オンラインとプリント学習を併用 大阪市立小中、緊急宣言で
https://news.yahoo.co.jp/articles/5966e273260de2d8fd537bfb6f4d4e78ccebccfd

あくまで現在検討している案だそうです。決定内容ではありません。

中学生はわかりませんが、小学生が自宅でのオンライン学習で十分に身につくのでしょうか。学校の準備や指導は十分に行えるのでしょうか。

小学1年生問題は解決していません。キーボードどころか、今はひらがなを書くのに必死です。オンライン学習は無理です。

仮にこの案が採用されると、子育て世帯は在宅を余儀なくされますね。外で働く時間はありません。家庭の負担が大きくなります。

学校で給食を食べるというのも考え物です。新型コロナウイルスが感染しやすいのは、マスクを外す機会です。すなわち、給食時です。

感染予防という観点からは、いくら学校で厳重に指導を行うとは言え、わざわざ学校へ給食を食べに行くのは首を傾げてしまいます。

また、子供が大好きな体育の授業ができませんね。ストレスが溜まります。

ヤフコメでも批判が殺到しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc1265cf475f85783f1fa713cc9c0f823102e5a/comments

案の詳細が明らかになっていませんが、「これは良い案です」とは受け取れません。中途半端、というのが第一印象です。