先日、約4カ月ぶりに家族揃って大阪市内の繁華街へ外出しました。コロナウイルスの感染者が国内で散見された2月以来です。

【人出】
「人が戻ってきている」と報じられていますが、戻り具合には濃淡がありました。

駅や駅直結の商業施設は7割程度の人出でしたが、少し離れると半分以下と閑散としていました。

繁華街のコア部分(駅直結の商業施設や商店等)に人は戻ってきましたが、コア部分以外の繁華街はまだまだだと感じました。

【年齢】
子連れを含む現役世代や若い人(大学生等)は多く見かけましたが、高齢者は殆ど見かけませんでした。

【外国人】
2月までは黒山の人集りだった外国人観光客は、全く見かけませんでした。

集団行動や大型キャリーを邪魔に感じる時もあったので、これらが無い街は快適に移動できました。

【マスク】
98%程度の人が着用していました。ごく一部で付けていない人がいましたが、それに限ってグループで話しているのが何とも・・・・。

【店舗】

【アパレル】
客が全然入っていません。壊滅的です。既に夏物を8割引している店舗もありました。今後は急速にネットへ移行するのではないでしょうか。

【物販・小売一般】
アパレルほどではありませんが、客は決して多くありません。

比較的多かったのは書店・スポーツ用品店・インテリア用品店、少なかったのは宝飾品店・携帯電話ショップ・でした。

【飲食】
繁華街の中心部にある店舗では、コロナ禍以前の水準に近いレベルまで人が戻っていました。

ファストフードやカフェは混み合っている店舗が目立ちました。コロナ禍以前から行列が出来やすかった店舗は、今も行列が出来やすいままです。

一部の昼居酒屋は満席に近い盛況ぶりでした。三密ぶりに怖くなり、早々に逃げ出したぐらいです。感染者が紛れ込んだら、一気に感染が広がりそうです。

その一方、同じ繁華街でも少しアクセスが悪い地域の店は閑古鳥が鳴いていました。人出が繁華街のコア部分に留まり、コア以外に滲みだしていないという印象です。

他の業種とも共通しますが、ロケーションによる差が露骨に現れています。既に「閉店のお知らせ」との紙が貼られた店舗もありました。

【カラオケ店】
全く客を見ませんでした。店舗を維持するのが難しいのではないでしょうか。

【駅】
コロナ禍以前の半数強の人出ですね。存在感が強かった外国人観光客が消滅したので、尚更に少なく感じました。

【消毒】
殆どの大型商業施設・施設内店舗・路面店では、出入口に消毒用のスプレーボトルが設置されていました。

中身はアルコールが多く、(何かと話題の)次亜塩素酸水も少なくありませんでした。

不特定多数の人間がボトルをプッシュしていたので、手を差し入れたら自動的にスプレーするタイプが欲しくなりました。

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【結論】
大阪市内の繁華街に人は戻っているものの、業種やロケーションによって大きな差があると感じました。

今後は繁華街のコア以外の地域にどれだけの人出がいつ戻ってくるかが焦点になるのではないでしょうか。

また、今後は業種や地域を問わずに閉店が相次ぐ可能性が高いです。

特にコア部分以外の地域にある店舗、消費者の購買がネットへシフトした業種、そして外国人観光客の売上比率が高かった店舗は再起が見通せません。