コロナウイルス、国立感染症研究所より

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(5/8追記)
山梨県では更なる感染者が報告されていません。クラスターとならずに終息する気配です。
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ここで取り上げる予定は無かったのですが、余りに酷すぎる話なのでご紹介します。限界事例かもしれません。

検査結果出る前にバスで東京へ 山梨に帰省の女性が感染

山梨県は2日、東京都内に住む20代の会社員女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。女性は県内の実家に帰省中、PCR検査を受け、結果が出るまで実家での待機を求められた。しかし、その日の夜に高速バスで帰宅。その後、感染が判明した。県内の感染者は計55人となった。

県によると、女性は4月26日に味覚と嗅覚(きゅうかく)に異常が出た。28日まで都内の会社に出勤。29日に新宿発の高速バスに乗り、富士急ハイランドバス停で下車、親族の車で帰省した。30日には県内の友人宅で4人とバーベキューをした。帰省中に買い物にも出たという。

30日に勤務先の同僚の新型コロナ感染が判明した。女性は味覚と嗅覚の異常も続いていたため、今月1日に県内の帰国者・接触者相談センターに相談。PCR検査を受け、2日に陽性が判明した。現在、症状はなく、都内の自宅に待機しているという。

https://digital.asahi.com/articles/ASN52666QN52UZOB003.html

実は感染知っていた 帰省先の山梨から東京に戻った女性

山梨県は3日、新型コロナウイルスのPCR検査結果が出る前に、帰省先の山梨県内から東京都内の自宅に帰ったと2日発表した感染者の20代の会社員女性について、実際は感染を知った後に帰路についていたと発表した。

女性は4月29日に山梨県内の実家に帰省した。30日に会社の同僚の感染が判明。女性は帰省前から味覚・嗅覚(きゅうかく)に異常があったため、今月1日に県内でPCR検査を受け、2日に陽性が判明した。

県は2日の発表で、女性には1日の検査後に実家で待機するよう求めていたが、結果が出る前の1日夜に新宿行き高速バスで帰宅したと説明していた。

しかし、県の発表内容を知った女性の知人から2日夜、「女性は1日夜に県内にいた」と保健所に連絡があった。

県が確認すると、女性は2日午前9時すぎに電話で感染を知らされ、直後の同10時台に富士急ハイランドバス停(同県富士吉田市)を出発する新宿行き高速バスで帰京したことを認めたという。

女性が当初、事実と異なる説明をした理由について、県の担当者は「確認していない」と話した。

https://digital.asahi.com/articles/ASN5354G3N53UZOB008.html

山梨県ウェブサイトに行動歴等が掲載されています。

取り消し線及び赤字の部分から、山梨県の怒りが伝わってきます。

新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内55例目第1報)

○概要
(1)年代:20代
(2)性別:女性
(3)居住地:東京都
(4)生活圏:本県での滞在は、富士吉田市、鳴沢村、富士河口湖町
(5)職業:会社員
(6)症状・経過
4月26日~味覚・嗅覚異常。
5月1日帰国者・接触者相談センターに相談。
5月2日PCR検査の結果、陽性判明。現在、自宅で待機中。現在の症状はなし。

(7)行動歴(発症前2週間以内の渡航歴:なし)
~4月28日東京の勤務先に出勤。
4月29日高速バス(15:15バスタ新宿発山中湖旭日丘行、京王バス)で県内の実家に帰省。
(新宿で乗車、富士急ハイランドバス停で下車、親族の運転する自家用車で帰宅)
(5/4追記)4月29日~5月1日 友人(56例目)と複数回接触。
4月30日県内の友人宅でバーベキュー。
(5/4追記)5月1日整骨院を受診。友人とゴルフ練習。
5月1日高速バス(19:40山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。
(富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)

5月2日高速バス(9:25山中湖旭日丘発バスタ新宿行き京王バス)で帰宅。(
富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)
※バスタ新宿行きの高速バス便に修正があります。※その他は、現在調査中

(8)濃厚接触者
現在調査中

https://www.pref.yamanashi.jp/koucho/coronavirus/documents/200503korona55.pdf

山梨県が怒るのも無理はありません。私ですら唖然とした行動です。

・味覚や嗅覚に異常を感じながらも出勤(3日間も!)
・帰省自粛要請を無視し、3泊4日で帰省
・多人数での会食自粛要請を無視し、友人宅にて計4人でバーベキュー
・コロナ症状を自覚し、職場同僚の感染を知った後も、実家近辺で買い物等に外出
・帰省先でPCR検査を受診
・PCR陽性を知った後、保健所の待機要請を無視して帰京
・高速バスの乗車日時を保健所へ虚偽深刻(知人からの告発で暴かれた)

極めて軽率な行動により、高速バスの同乗者、実家の家族、地元の友人達、買い物等で外出した際に周囲で接した人間等、極めて多くの濃厚接触者が生み出しました。

なお、ネット上では本人の氏名・顔写真・ツイッターアカウント・勤務先等も噂されています。信憑性が高い物もありますが、個人を特定する意向はないので掲載しません。

子供ですら外出自粛要請を受け止め、学校や保育所等へ出掛けず、日中を自宅で過ごしています。

この1週間の間、我が家の子供達が外出したのは公園へ2~3回ほど散策へ出掛けた程度でした。

大の大人ができないとは、情けない限りです。

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(追記)
恐れていた事態です。友人1人の感染が判明しました。

 東京都に住む20代会社員女性が帰省先の山梨県で新型コロナウイルス感染が確認された問題で、県は3日夜、女性が1日に会った県内の20代男性の感染が確認されたと発表した。女性はこの日、PCR検査を受けていた。

 女性は4月30日に友人宅で4人とバーベキューをしたが、この男性は別の知人という。県の新型コロナ対策特別チームは他の濃厚接触者や女性の行動履歴についてさらに調べている。

https://www.sankei.com/life/news/200503/lif2005030063-n1.html

山梨県ウェブサイトにも掲載されています。

一緒にBBQを楽しんだのでしょうか。幾ら誘いがあったとしても、「東京等から帰省した友人とは会わない」という選択が正解でした。

虚偽報告が実家ぐるみだった事も明らかになりました。

 帰省していた山梨県内で2日に新型コロナウイルス感染が確認された東京都の20代女性について同県は3日、PCR検査結果が出る前の1日夜に都内に帰宅したと発表していたが、実際の帰宅は陽性結果報告を受けた後の2日だったと訂正した。女性が虚偽の説明を保健所にしていた。女性は「飼っている犬が心配だった」などと述べているという。

 同県によると、女性は1日に県内で検査を受け、2日午前9時ごろ、保健所から陽性との報告を受けた。その際女性は「既に都内に帰宅している」と虚偽の説明をしたが、実際は同日午前10時過ぎに富士急ハイランドバス停から新宿行きの高速バスを利用し帰宅していたという。

2日に県の記者会見を見ていた女性の知人から保健所に情報提供があり、明らかになった。県は感染者からの正確な情報収集を目的に特別チームを発足させているが、今回の虚偽報告については「実家で暮らす親族も女性と同じ虚偽申告だったので話の中で矛盾点は見つけられなかった」と話している。

 県の担当者は「この行為が周囲の人を危険にさらす行為だということを十分に理解してほしい。同じバスに乗車した人で健康状態に不安がある場合は最寄りの保健所に相談してほしい」と話している。

 県は3日、女性の濃厚接触者としてPCR検査をした県内在住の20代男性が新たに陽性だったと発表した。県内56例目。女性とバーベキューをしていた友人4人とは別という。

https://mainichi.jp/articles/20200503/k00/00m/040/193000c

ニュースや行政情報に耳を傾けている家庭ならば、子供に「帰省しなくて良い、帰省して欲しくない」と話すでしょう。

しかし、この実家は帰省を歓迎し、娘と共に保健所へ虚偽の申告をしました。親子揃ってダメですね。

5/4追記:凄惨なネットリンチ

帰省した会社員女性を特定する動きが巻き起こっています。確証までは持てませんが、本人はほぼ特定、芋づる的に家族や友人達も取り上げられています。

【本人関係】
・氏名
・顔写真
・ツイッターアカウント
・ペットの写真
・卒業した高校や専門学校

【実家関係】
・実家の住所
・父親の職業
・親族の写真

【友人関係】
・ツイッターアカウント(BBQ参加者を含む)
・成人式の写真
・勤務先

【男友達関係】
・交友関係
・本人との接触歴や回数(←記者会見で県公表)

ほぼ正しい物から全く異なる物まで、様々な内容が混在している様子です。

本人の軽率な行動や虚偽報告等が非難されるのは仕方ありません。が、ネットリンチは度が過ぎていると感じています。

ただ、自粛要請等によって多くの方が我慢や苦しい生活を強いられています。

自分勝手な行動によって感染拡大を助長し、繁忙な保健所や医療機関に更なる負担を強いた一連の出来事が、鬱屈した感情に火種とガソリンを投下したと言えるでしょう。

5/4更に追記:PCR検査後、ゴルフ練習場や整骨院にも

ここまで来ると異常です。PCR検査後に友人とゴルフ練習場や整骨院へ出掛けていたそうです。

 帰省先の山梨県で新型コロナウイルスへの感染が判明し、その後に高速バスで都内に戻った女性が、検査結果が出るまでの間にゴルフ練習場や整骨院に行っていたことが分かりました。

 先月29日に高速バスで山梨県の実家に帰省した20代の女性は今月1日にPCR検査を受け、2日午前に陽性が判明しました。陽性の連絡を受けた約1時間後に女性は新宿行きの高速バスに乗り、都内の自宅に戻っていました。山梨県は4日の会見で女性がPCR検査を受けた日に友人とゴルフ練習場や整骨院に行っていたことを明らかにしました。検査をした病院は結果が出るまで実家で待機するよう求めていたということです。これまでに家族や友人ら11人が検査を受けていて、そのうち友人の男性1人の感染が分かっています。男性の症状は軽症で県内の医療機関に入院しているということです。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000183246.html

山梨県にコロナウイルスを撒き散らしに来たとしか思えません。全く理解できない行動です。

感染した友人とは1日に会っていたと報じられています。一緒にゴルフ練習を楽しんでいたのかもしれません。帰省者と外出自粛中に遊びに出かけた友人の行動も軽率です。

恐らくは今頃地元は感染拡大に怯える毎日を過ごしているでしょう。余りに高く付いた代償です。

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(5/5追記)
山梨県は「感染は本人の責任ではない」としていますが、相当に怒っている様子が5月5日記者会見から伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=LmLDH

職員「3日とも会っておりますので、回数は3回だという風に承知しております」
記者「で、どういう接触なんでしょう」
職員「実際、一緒に車に乗られたりだとかですね、買い物をされたりだとか、そういうふうなことだと承知しています」
記者「同じ車に居たので、濃厚接触ということで」
職員「おっしゃる通り」

記者「共同通信の住友と申します、誹謗中について県も承知しているとの事だったんですけど、本人でもそう言うことは許されないと思いますが、特定する過程で別の人の名前がネット上で上がって関係ないのに被害を被ってるみたいな事例は県は聞いてたりしますかね?」
県職員「今のところは把握しておりません」
記者「分かりました、ありがとうございます」

記者「一部報道で、女性が犬が心配だったというような報道がありましたけど、それに関してはいかがですか」
理事「ご本人から、本当に整合性のある、我々が納得できるような回答と言うのは頂いておりませんので、現時点では県としては正確な情報はつかんでないというかたちでコメントさせていただければと思います」

怒るのも無理はありません。以前に別の感染者にもウソを付かれた経緯と、そして日本住血吸虫症という感染症に苦しんだ過去があるからです。

 新型コロナウイルスに感染した山梨県内の60代会社員男性がコンビニエンスストアでのアルバイトを保健所に隠していた問題を受け、県は感染者の行動把握と濃厚接触者特定を強化するため、長崎幸太郎知事直轄の「感染症対策特別チーム」を発足させた。(以下省略)

https://www.sankei.com/premium/news/200315/prm2003150007-n1.html

地方病 (日本住血吸虫症)
本項で解説する地方病(ちほうびょう)は日本住血吸虫症()[† 1]の山梨県における呼称であり、長い間その原因が明らかにならず、住民らに多大な被害を与えた感染症である。ここではその克服・撲滅に至る歴史について説明する。 (以下省略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E7%97%85_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BD%8F%E8%A1%80%E5%90%B8%E8%99%AB%E7%97%87)

毎日の体調管理&感染予防を

様々な報道等を見る限り、不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、一定の空間長時間密閉される、他人と同じ物を触れる(接触感染)、会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。

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