【H28新設保育所紹介】(3)あゆみ東保育園（中央区）

H28新設保育所紹介、第3回は「あゆみ東保育園（中央区）」を取り上げます。
お寄せ頂いた情報を基にした速報記事を掲載しましたが、今回は周辺環境等も一緒に掲載します。

あゆみ東保育園は上本町1交差点の北西側、上町筋の一本西で建設が予定されています。大通りに面しておらず、交通量も少なめです。都心とは思えないほどに落ち着いた場所でした。周囲は主にマンションや古い住戸が多く、一部に事業所（印刷会社が多い）も点在しています。一つ北の街区にはイズミヤ・ドンキホーテがあり、保育所へのお迎えと買い物がほぼ一緒に済むのは大きなメリットです。

最寄り駅は谷町四丁目・谷町六丁目駅となります。後者の方がやや近いです。谷町筋のビジネス街にも近いです。地下鉄利用者・谷町界隈で働く方、どちらにとっても便利な場所と言えるでしょう。

園庭の有無は現時点では不明です。ただ、敷地面積が約700平方メートルと比較的広く、小ぶりな園庭もしくは屋上園庭が設置されるのではないでしょうか。どちらの場合であっても、徒歩3分の場所にある銅座公園は活用しそうです。多くの遊具類と広大な広場があります。運動会も行えそうな広さです。この日は銀杏の香りが漂っており、木の実拾いも出来そうです。

設置・運営するのは社会福祉法人大阪あゆみ福祉会です。中央区中寺であゆみ保育園を運営しています。幾つかの分園も運営していますが、あゆみ東保育園の開所に伴って閉園を予定しています。

設置予定地です。大阪管区気象台竜造寺宿舎の跡地です。

10月末の更地化を目標として、現在は既存建物の取り壊しが行われています。

上町筋からの眺めです。小道があるので、上町筋からも出入りできるかもしれません（職員用通路かも？）。

銅座公園です。

全園児が一度に遊べるほど、遊具が非常に豊富です。

広場も広大です。思う存分走り回れます。

木陰も多く、都心のオアシス的な公園なのでしょう。恵まれた環境です。

イズミヤ南に広がる空き地（約3000平方メートル）は旧総通本社ビルの跡地です。タワーマンションが建設される可能性が高いです。工事が始まると、保育に何らかの影響が生じそうです。

中央区は大阪市内で保育所へ入所するのが最も難しい区の一つです。特に谷四・上町台地周辺はタワーマンションの建設が進む一方で保育所が全く足りていません。入所基準点195点、入所者平均点200点超という保育所が殆どです。0歳児はフルタイム共働きが、1-2歳児は更に何らかの加算点が必須でしょう。一部の保育所では兄姉が在籍しているにも関わらず入所できなかった児童もいるそうです。

あゆみ東保育園はこうした地域のど真ん中に設置されます。母体園となるあゆみ保育園を見学すると、保育方針・保育内容・園の様子等を掴めるでしょう。開所当初から多くの第1希望が集まると予想されます。

中央区（主に旧東区）では今後も再開発に伴うタワーマンション等の建設が予定されています。子育て世代の転入や保育所志向の高まりにより、保育所が足りない状態は依然として継続しそうです。余談ですが、旧南区は保育所が3つ（来春からもう1つ）しかないのが意外でした。