新型コロナウイルス、NHKより
厚生労働省が保育施設におけるコロナウイルスの対応を新たに通知しています。
コロナウイルス 保育施設の休園判断や対応策検討を指示 厚労省
2020年2月26日 13時10分
厚生労働省は、保育施設で新型コロナウイルスの感染が確認された場合、臨時休園を速やかに判断するとともに、医療従事者など仕事を休めない保護者には訪問型の一時預かりなど必要な対応を検討するよう、全国の自治体に指示しました。
厚生労働省は保育施設の新型コロナウイルスへの対応について方針をまとめ25日、全国の自治体に通知しました。
それによりますと感染した子どもが発熱やせきなどの症状が出ている状態で登園していた場合は、速やかに保育所の一部や全部の臨時休園を判断することとしています。
一方、症状の出ていない状態で登園していた場合は、一律に休園が必要とまではいえない可能性があり、慎重に判断するとしています。
また地域全体での感染拡大を抑えるため、流行早期の段階で感染者がいない保育所が休園するという考え方もあるとして自治体に判断を委ねたうえで、その場合は地域の子どもが集まる行事などでも対策を検討する必要があるとしています。
そのうえで休園する場合は保護者の負担を極力軽減できる方法を検討し、中でも医療従事者など仕事を休めない保護者については訪問型の一時預かりや保育士による訪問保育、ベビーシッターの活用など必要な対応を検討するよう求めています。
厚生労働省は卒園式など多くの人が集まる行事についても、縮小の検討などを今後、指示することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200226/k10012302001000.html
厚生労働省は「保育所等における新型コロナウイルス対応関連情報」ページを公表しています。ここに具体的な内容が掲載されています。
保育所等における新型コロナウイルス対応関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09762.html
(子どもが感染した場合について)
1.感染した子どもが、発熱や咳などの症状が出ている状態で登園していた場合には、市区町村は、当該保育所等の一部又は全部の臨時休園を速やかに判断すること。臨時休園の規模及び期間については、都道府県等と十分相談すること。2.感染した子どもが、発熱や咳などの症状が出ていない状態で登園していた場合には、現時点の知見の下では、一律に臨時休園が必要とまではいえない可能性もある。このため、市区町村は、その必要性について、個別の事案ごとに都道府県等と十分相談の上、慎重に判断すること。
(子どもが感染者の濃厚接触者に特定された場合について)
3.子どもが感染者の濃厚接触者に特定された場合には、当該子どもの保護者に対し、市区町村は登園を避けるよう要請すること。なお、この場合において、登園を避ける期間の基準は、感染者と最後に濃厚接触をした日から起算して2週間とする。(感染者がいない保育所等も含む臨時休園について)
4.1.及び2.とは別に、地域全体での感染拡大を抑えることを目的に、新型コロナウイルス感染症の地域における流行早期の段階において、都道府県等の衛生部局等とも十分に相談し、公衆衛生対策として、感染者がいない保育所等も含む臨時休園を行うことも考えられる。この場合には、対外的な交流イベントなど地域の子ども等が集まる行事なども含めて幅広く対策を検討する必要がある。(発熱等の症状がある子どもの登園回避の要請の徹底について)
5.感染拡大の防止の観点から、家庭との連携により、できる限り健康状態の確認(検温等)を行うよう指導することとし、特に、感染者が確認された地域に所在する保育所等においては、このことを徹底すること。また、発熱や咳などの風邪の症状が見られるときは登園を避けるよう要請すること。保育所等において子ども等に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について(第二報)(令和2年2月25日)
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000600008.pdf
直近の通知で重要な部分をご紹介します。
保育所等の職員については、出勤前に各自で体温を計測し、発熱(37.5度以上の発熱をいう。以下同じ。)や呼吸器症状(以下「発熱等」という。)が認められる場合には、出勤を行わないことを徹底する。保育所等にあっては、該当する職員について、管理者への報告により確実な把握が行われるように努めること。
保育所等の登園に当たっては、登園前に、子ども本人・家族又は職員が必要に応じて本人の体温を計測し、発熱等が認められる場合には、利用を断る取扱いとする。
保育所等における感染拡大防止のための留意点について
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000600009.pdf
今後、新型コロナウイルス感染症の対応に伴い、保育所等において保育士等が一時的に不足し、人員等の基準を満たすことが出来なくなるなどの場合が考えられますが、人員、設備等の基準の適用については、利用児童の保育に可能な限り影響が生じない範囲でご配慮いただきますよう、関係市区町村や保育所等、保育関係団体に周知を図るようお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の発生に伴う保育所等の人員基準の取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000600011.pdf
卒園式や入園式等については、かけがえのない行事であり、現時点で、政府として一律の自粛要請を行うものではありませんが、特に感染が発生している地域におきましては、市区町村において、実施方法の変更や延期などを含め、対応を検討していただくようお願いします。
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000600283.pdf
保育所等の卒園式・入園式等の開催に関する考え方について(2月26日時点)
基本的には小中学校における対応と同じですね。ただ、小中学校と異なり、保育所等は日中の保育を必要とする家庭が利用しています。また、保育園児は1人で留守番できません。
保育所等の休園は、休校以上に子育て世帯へ大きな影響を及ぼします。仕事を休まざるを得ないでしょう。リモートワークも辛いです。
毎日の体調管理&感染予防を
様々な報道等を見る限り、(1)不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、(2)一定の空間に長時間密閉される、(3)他人と同じ物を触れる(接触感染)、(4)会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。
(1)については咳や微熱がある方は外出せず、自宅で療養するのが大切ですね。我が家は毎朝検温しています。学校や保育所等では朝の検温を義務化した方がよいかもしれません。
(2)は定期的に換気を行うのが一番でしょう。まだ寒い季節が続きますが、着込んで耐えます。
(3)は同じ物を共用せず、触れざるを得ない部分は消毒するのが効果的でしょう。手洗いを徹底し、手袋を常用するのも良いかもしれません。
(4)はマスクや咳エチケットを、そして食事中の会話は避けたいですね。
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