2020年度保育所等一斉入所申込状況分析、第11回は大阪市阿倍野区の数字を見ていきます。「特に1歳児希望です」とのリクエストを頂きました。


※10月25日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。

昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。

阿倍野区の1歳児は申込数・募集数が共に大きく増加しました。結果、入所倍率は昨年とほぼ同値の1.54倍となりました。ここ3年間は1.5倍台で推移していますね。

1歳児の申込数が大きく増加したのは、昨年の0歳児申込数の増加が大きく関係しています。今年4月以降に入所できなかった0歳児が例年以上に多く、1歳児申込数を押し上げたと推測されます。

ただ、内実は昨年以上の厳しさを感じます。1歳児の第1希望は既設保育所等に集中している為です。

多くの既設保育所やこども園は第1希望倍率が2倍を超えています。中には3倍超や保育士優先枠がある保育所等もあります。

さっと見た限り、阿倍野保育園・育徳園保育所・長楽保育園・望之門保育園・あい保育園昭和町・クオリスキッズあべの橋保育園・あべのげんき保育園の1歳児は、フルタイム共働きでも入所できない方が続出すると感じました。地下鉄駅に近かったり、区北部にある保育所が目立ちますね。

第2希望以下も上手くいかない事例が続出しそうです。第2希望以下で上述した保育所等を記入しても、内定するのは絶望的でしょう。高得点の第1希望者で決まってしまう為です。

2次調整では保育所やこども園の追加募集は殆どない一方、多くの小規模保育が2次調整の対象となるのではないでしょうか。

なお、阿倍野区では今年夏以降に2保育所が追加開所される予定です。宙音つばさ保育園と帝塚山夢工房保育園(←詳細は未確認)です。

2保育所では今年春以降に年度途中一斉募集が行われる見通しです。施設名や所在地等は2019年夏以降に新設・開所する保育所等を集約しましたをご覧下さい。

ただ、新設保育所(ゆめの樹保育園あいおいも含む)が全て府道30号以西の西部地区に集中してしまっています。バランスが良くないですね。

今後の予定&お願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容は2020申込分析、昨年の内容はH31申込分析からご覧下さい。

「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。

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