先日、この様なメールを頂きました。
初めまして。いつも役立つ情報をわかりやすく発信してくださっていて、とてもありがたく拝読しております。問合せではないのですが、いい取組みだと感じた情報を共有いたします。
ルクアのホームページにママ向け施設・商品情報というページができたそうです。
https://www.lucua.jp/mama_navi/
授乳室・トイレ、ベビーカー貸出だけでなく、どのお店でどんなベビーグッズを扱っているかまで掲載されていて、買い物の計画が立てやすいですよね。赤ちゃん連れだとお店を一つずつ見ていくのはしんどいですから…。たまたまルクアのメルマガで知ったので他の商業施設についてはわかりませんが、こういった取組みが拡がっていくとありがたいですね。
でもご紹介いただければ他のママのお役にも立つのではと思いご連絡しました。ご参考まで。失礼いたします。
ご紹介頂いたのは、ルクア大阪(JR大阪駅北側)のママ向け情報がまとめられたオフィシャルページです。
ママとキッズ&ベビーで楽しむ!|LUCUA osaka
LUCUA osaka(ルクア大阪)のママ向けの情報を紹介します。LUCUA(ルクア)とLUCUA 1100(ルクア イーレ)の便利な施設情報や、ファッション、お子様にオススメのグルメ情報も!
ママ向け情報というとベビーカーレンタル、オムツ交換・授乳・粉ミルク調合ができる場所がまとめられているのが一般的です。
しかし、ルクア大阪のページは一歩先を進んでいました。子供向けの服や靴(サイズ別!)・雑貨を取り扱っている店舗、子供向けメニューが準備されている店舗やメニューも紹介されています。一つずつ見ていきます。
充実した施設情報
「ママ向け施設情報」ページには、オムツ交換台や調乳設備が準備されたベビールーム・オムツ交換台やベビーキープがある化粧室(男性向けも含む!)・ベビーカー貸し出しサービス・優先エレベーターがある場所が紹介されています。
デパートだと子供向け商品が集中しているキッズフロアがあるので、その売り場へ行けば全てがベビールーム等があるのが一般的です。しかし、ルクアは子供向け商品が各フロアへ散らばっているので、こうした法則は成り立ちません。
ただ、オムツ交換をする機会は唐突にやってきます。スマートフォンを開いて調べて検索する時間はありません。同じ様な案内が、施設内の分かりやすい場所に掲出されているとより親切ですね。
優先エレベータは課題があります。ベビーカーを押して乗ろうとしても、前のフロアから乗ってきた方で満員という経験が数多くありました。優先エレベータなのに誰も下りてくれない事が殆ど、「代わって欲しい」という声も上げづらいです。
ベビーカーや車いす等、「エレベータを使わなければ垂直移動できない」方は年々増えています。こうした方が優先エレベータすら乗れないのは非常に大きな問題です。エレベータの利用状況によっては、「優先」ではなく「専用・最優先」という取扱い・表示が必要でしょう。
取扱いサイズ別に表示された服や靴
子供向けの服・靴・雑貨等を取り扱っている店舗も紹介されています。特に重宝するのは、各店舗で取り扱っている服・靴が、サイズ別に紹介されている点でしょう。
ベビー&キッズ服 お取り扱いサイズ表
フロア 店名 50 60 70 80 90 100 LUCUA 1100 B1F ユニクロ (省略) LUCUA 1100 B1F ジーユー LUCUA 1100 2F エフ アトモス LUCUA 1100 2F マーブルシュッド LUCUA 1100 2F マールマール LUCUA 1100 3F パリンカ LUCUA 1F キューポット LUCUA 4F ジェラート ピケ LUCUA 7F フレッドペリー
子供服や靴を探すとき、初めに注目するのは「サイズ」です。少しぐらい大きいサイズなら問題ありませんが、子供はすぐに大きくなってしまうので小さいサイズは買えません。
お店で取り扱っている服や靴のサイズが表示されているので、必要なサイズの商品がある店舗を簡単に探せます。
小さい子供を連れて買い物をするのは本当に大変です。のんびり探している時間はありません。短時間で手早く探さなければなりません。こうした店舗紹介があると、買い物が効率的にできます。
フード・グルメ情報も充実!
買い物をしたらお腹も空きます。しかし、子供向けメニューがあるのか、そして小さい子供を連れて入っても問題ない雰囲気か気になります。
ルクア大阪のページでは、フード・グルメ情報も紹介されています。
気軽に入れるお店として、「スタジオカフェ ズーアドベンチャー」が紹介されています。
また、各店舗の紹介ページでは、お子様メニュー・お子様椅子・アレルギー対応のマークも表記されています。
お子様向けメニューに引かれて入店したものの、子供用の椅子が無くて難儀した経験、ありませんか? また、何らかのアレルギーをお持ちの子供にとっては、アレルギー対応のお店で無ければ外食するのは難しいでしょう。
ここまででご紹介した様に、ルクア大阪のウェブページでは、小さい子供を連れて1日を過ごせるだけの情報が紹介されています。
梅田・JR大阪駅界隈は、全国屈指の複雑さ&非バリアフリー
ここ数年、梅田・JR大阪駅では大型商業施設の出店・改装が相次いでいます。つい先月は、阪神百貨店の第1期改修工事が終わったばかりです。
しかし、梅田地下街やJR大阪駅構内は段差や階段が非常に多く、ベビーカーを押して移動するのは難しいです。階段に突き当たり、迂回路も見当たらず、立ち往生した経験もあります。
また、平日でも人出が多く、子供も居心地が良く無さそうで、手短に買い物を済ませる様にしています。
ベビーカー・子供向けに、全てをバリアフリー化・子供歓迎のお店にするのは非現実的でしょう。
しかし、ベビーカーが動ける動線・オムツ交換や授乳ができる場所・子供向け商品やメニューの有無を紹介されているだけでも、子育て世帯にとっては大助かりです。公開されている情報が何もない所から探すのは非常に大変です。
また、こうした情報紹介は施設改修と比べると特段のコストは掛からないでしょう。
JR大阪駅界隈、特に梅田地下街は「ダンジョン」とも例えられます(通称「梅田ダンジョン」)。JR大阪駅とヨドバシ梅田を繋ぐ空中回廊が設置されて難易度は下がったものの、この界隈の複雑さ・非バリアフリー度は全国一でしょう。
本当のところ、梅田地下街は東京駅・新宿駅・渋谷駅より難しいです。高さが異なる複数の商業施設・オフィスビルが地上・地下で繋がる、地盤沈下も相まって段差や傾斜が多い・地下通路が東西南北から傾いているのが原因でしょう。
メールでご紹介頂いた方は、「授乳室・トイレ、ベビーカー貸出だけでなく、どのお店でどんなベビーグッズを扱っているかまで掲載されていて、買い物の計画が立てやすいですよね。赤ちゃん連れだとお店を一つずつ見ていくのはしんどいですから…。たまたまルクアのメルマガで知ったので他の商業施設についてはわかりませんが、こういった取組みが拡がっていくとありがたいですね。」と指摘されています。
私も全く同感です。こうした取組が広がる事により、助かる子育て世帯は本当に多いでしょう。店舗の売り上げも上がります。Amazonばかりじゃ味気ないのも本音です。