1次調整で第1希望に決まった方がいる一方、どこにも決まらなかった方もいます。しかし、落胆している時間はありません。ここから2週間が山場です。

1次調整で定員を充足しなかった施設・4月に新規開設する施設(昨年11月以降の選考分)等を対象とした「2次調整」が行われます。

2次調整とは

1次調整後でも児童の受け入れ可能数に余裕がある保育施設等を対象として、入所希望者を追加で募集する制度です。

1次調整で決まらなかった方に対して、通知書と共に対象施設等を記した用紙が送られていると聞いています。しかし、用紙に記載されている施設はあくまで「区内」だけです(他区を第1希望とした場合は当該他区?)。

多くの区ではウェブサイト上に対象施設・年齢・入所可能数を掲載しています。大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):キーワード「保育」「平成29年 空き」から見つけられます。

2/7午前の時点では、西成区・東成区・西区・天王寺区・鶴見区・生野区・浪速区・淀川区・阿倍野区・東住吉区・住吉区・港区・住之江区等の2次調整リストがウェブ上で確認できます。

また、中央区は「2次調整の募集枠が確定する13日(月)頃にウェブへ掲載する」との事です(情報提供、ありがとうございます)。なお、同区では、6月に新設される保育所の入所募集が3月6日から行われます(詳細はこちら)。

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(2/10追記)
平成29年度中央区内保育施設利用申込の2次調整について、次のとおり募集します。
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それ以外の区の2次調整に関する情報を得るには、区役所へ問い合わせるしかないのが現状です。非常に手間が掛かります。

週明けでも各区役所のウェブサイトに2次調整リストを掲載して欲しいのが本音です。何千人もの2次調整申込者が各区役所へ電話し、空き施設を訊ねるのは無駄な労力です。

(2/8追記)都島区・北区・福島区の2次調整対象リストをお送り頂けました。本当にありがとうございます!

Download (PDF, 1.1MB)

(表示されない場合は、↑の「download」リンクをクリックして下さい)

空き情報はあくまで2月3日時点での情報

2次調整での空き情報として公開されているのは、あくまで1次調整の結果が発表された当日(2月3日)の情報です。それ以降の変動は反映されていません。

たとえば2月に入ってから年度末での退所が判明した児童の情報は含まれていません。その為、入所予定数が「0人」となっている施設・年齢でも、2次調整で入所できるケースは発生しています(これは1次調整でも同様です)。

どうしても入所したい保育所等の募集数が0人であっても、敢えて第1希望とする方法もあります。しかし、他の保育所等の希望順位が下がってしまうので、入所選考において不利となる場合もあります。

平成29年4月に開所する小規模保育はフル募集

ここで注目されるのは、一斉募集の締切後に開所が発表された小規模保育施設です。新設保育所・小規模保育(26施設・821人)が追加発表されましたでご紹介したとおり、今年4月に数多くの施設が新たに開所します。

【重要】H29.4開所施設の入所募集は2次調整で行いますで記載したとおり、こうした施設の多くは2次調整で全定員を募集します。その為、非常に多くの児童が入所できる見通しです。0歳児からの持ち上がりがいない為、特に1-2歳児入所枠が大きくなっています。

残念なのは見学ができない施設が多い点です。大半の施設では工事の真っ最中です。施設・工事関係者に断って内部を見学できたとしても、保育の様子は分かりません。系列の保育施設を近隣で運営しているのであれば、そちらを見学するのも一つの方法です。

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(2/10追記)
4月1日に西区江之子島(エルベロワイヤル16)で企業主導型保育が開所するそうです。情報提供、ありがとうございます。


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2次調整へ応募せず、認可外保育施設・幼稚園という方法も

一方、2次調整へ応募せず、認可外保育施設を利用するという方法もあります。一斉入所で申し込んだ保育所へどうしても入所したい、2次調整で募集される保育所等は遠くて登園しにくい、と言う方もいるでしょう。

認可外保育施設へ入所した場合、今後の保育所等の入所選考で5-7点の加点が得られます。この加点を得た上で、年度途中入所や平成30年度一斉入所を待つという考え方があります。

ただし、認可外保育施設でも空きがない・4月入所予約がいっぱいという話を聞きます。一斉入所の結果発表後に大きく状況が変化するのは間違いないので、早めに連絡・見学する様にして下さい。

なお、一部施設では感染予防・業務繁忙の為、この時期の見学を断っているという話も聞きました。事前に電話でお訊ね下さい。

また、3歳児以上であれば「幼稚園+預かり保育」という選択肢もあります。幼稚園の入園申込みは10月で終わっていますが、入園辞退者等が発生して追加募集している園もあると聞きます。

育休延長も選択肢の一つ

反対に2次調整への応募を諦め、育児休業を延長する方法もあります。保育所等に入所できなかった場合、育児休業を一定期間延長できる制度が設けられています。詳しくは勤務先の人事・労務・厚生部門へお訊ね下さい。

しかし、延長後に入所できるとは限りません。年度途中入所は募集数が少ないのに加え、認可外保育施設を利用している児童に点数が加えられる結果、育休明けの途中入所は非常に難しいのが実情です。

年度途中の育休明けと同時に認可外施設へ入所し、翌年度の一斉入所を待つという方も少なくありません。

まずは区役所へ相談・各施設の見学を

2次調整の受付締切は平成29年2月17日(金)です。2週間弱しかありません。

各施設を検討するのと同時に、まずは区役所にもご相談下さい。地域の保育所等に関する情報は、区役所に集まってきます(認可外を除く)。最新の情報・児童が置かれた立場・今度の見通し等をアドバイスしてくれるでしょう。

(追記)区役所へ所用があったので、保育窓口の様子も見てきました。小さなお子様を抱っこした数多くのお母さん・お父さんが、椅子に座って順番を待っていました。

また、申込を検討している施設にも早めに連絡・見学し、保育の様子等を確認して下さい。見学なしで申し込むのはリスキーです。

追伸:未着の方へ

中には結果通知が届いておらず、動きようがないという方もいるでしょう。特に住之江区では未着が多発していると聞きます。動けないのは本当に困ってしまいます。

北区役所では、未着の方には電話で選考結果を教えて下さるそうです。

先日北区役所に出向いた時に、もし土日に到着しなかった場合は6日(月)以降は電話問い合わせで選考結果を教えていただけると窓口担当の方より伺いました。

他区役所でも同じ対応がされるかは不明です。しかし、郵便で結果が届くのは月曜昼~夕方になってしまいます。結果を早く知る一つの方法と言えるでしょう。

追記:運営支援のお願い

運営支援のお願いをしています。詳細はこちらをご覧下さい。