平成30年に引き続き、大阪市は平成31年4月にも数多くの保育所・こども園を新設する予定です。大阪市ウェブサイトにて、各区毎の募集状況・応募状況が公表されています。
大阪市は待機児童問題が深刻な地域を「補助対象」として補助金交付対象となる保育所・こども園を、それ以外の地域であっても法人の自主財源による施設を募集しています。
※平成29年度後半~平成30年度末に開所する施設は、こちらにまとめています。
行政区 補助対象 保育所応募数 こども園応募数 北区 1か所 都島区 2か所 福島区 2か所 此花区 自主財源のみ 中央区 1か所 1 西区 5か所 港区 自主財源のみ 大正区 自主財源のみ 天王寺区 1か所 浪速区 1か所 西淀川区 自主財源のみ 淀川区 4か所 1 東淀川区 1か所 1 東成区 自主財源のみ 生野区 1か所 旭区 自主財源のみ 城東区 2か所 1 鶴見区 自主財源のみ 阿倍野区 3か所 住之江区 自主財源のみ 住吉区 1か所 1 東住吉区 自主財源のみ 平野区 自主財源のみ 西成区 自主財源のみ 合計 25か所 4か所 1か所
今回の募集地域(補助対象)は、待機児童問題が深刻な地域へより集中されています。最多は西区の5か所、次いで淀川区の4か所、阿倍野区の3か所、福島区・都島区・城東区の2か所とされています。
平成30年度一斉入所で厳しい声を多く聞いたのが、実は淀川区(北東部)でした。大型マンションが急増する一方で新設園がなく、非常に厳しい状況でした。福島区も近い状況でした。
反面、西区や阿倍野区は新設園が集中し、こうした園は比較的入所しやすかったそうです。翌年度も継続して数多くの保育所が新設される見通しです。
少し厳しいのは北区・中央区・天王寺区・浪速区です。特に待機児童が多い北区東部・中央区東部・天王寺区・浪速区北部は、平成31年度一斉入所も厳しくなるでしょう。
補助対象25か所に対し、現時点では合計5か所の応募に留まっています。今後、土地や保育士の目処が立った法人から応募が行われる見通しです。