昨年に引き続いて今年も行われます。平成29年4月1日までに運営を開始する事を条件に、市内各地にて民間事業者による保育所の設置・運営事業者の募集が行われています。
驚くべき事に、今回は何と新たに18カ所もの保育所の新設を予定しています。ここ数年では最も規模が大きい新設計画となります。
募集一覧・予定定員
行政区 募集番号 募集定員 計 0-2歳 3-5歳 北 区 ① 60人以上 20人以上 40人以上 ② 70人以上 30人以上 40人以上 都島区 ③ 50人以上 20人以上 30人以上 ④ 70人以上 30人以上 40人以上 福島区 ⑤ 80人以上 30人以上 50人以上 此花区 ⑥ 80人以上 30人以上 50人以上 中央区 ⑦ 60人以上 20人以上 40人以上 ⑧ 70人以上 30人以上 40人以上 ⑨ 80人以上 30人以上 50人以上 西区 ⑩ 50人以上 20人以上 30人以上 ⑪ 60人以上 20人以上 40人以上 ⑫ 80人以上 30人以上 50人以上 天王寺区 ⑬ 50人以上 20人以上 30人以上 ⑭ 60人以上 20人以上 40人以上 西淀川区 ⑮ 70人以上 30人以上 40人以上 旭区 ⑯ 70人以上 30人以上 40人以上 城東区 ⑰ 80人以上 30人以上 50人以上 鶴見区 ⑱ 50人以上 20人以上 30人以上 http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000336457.html (以下同じ)
地図で表すとこうなります。
今回の公募の特徴は、これまで以上に市内中心部に重点を置いている点です。典型的なのは中央区と西区でしょう。両区とも3保育所の新設を予定しています。これまでに無かった規模です。待機児童対策をより強化したと考えられます。
公募ではA地域・B地域・C地域が設定されています。A地域での保育所設置が理想的ですが、現実にはB地域・C地域でも設置されています。
A地域:待機児童が多く発生している、又は、保育所への入所希望者が多く増える見込みにあるなど、緊急に保育所整備を必要と考える地域
B地域:待機児童が発生しているものの、A地域と比較すると少ないため、緊急度はA地域より低いと考える地域、又は、A地域の周辺にあり、A地域にお住まいの方が通園可能な範囲にあると考える地域
C地域:待機児童が発生しているもののA地域やB地域と比較すると緊急度が低いと考えられる地域
各区毎に取り上げていきます。
北区
区内で2箇所の新設を予定しています。昨年の様に東西で区切る事無く、広範な地域において2保育所の新設を計画しています。昨年は公募B地域だった中津・ 豊崎地区が、今年はA地域になっています。大規模なマンションが数多く建てられ、ファミリー層の転入が増加した為でしょう。
都島区
都島区は昨年も公募が行われましたが、結果的に新たな保育所は設立されませんでした。昨年とはやや地域を変え、今年は2カ所で公募が行われています。
1カ所は京橋駅の北東側です。昨年は同駅の南西側で募集を行いましたが設置できませんでした。公募地域内には既設保育所がありません。利便性が高い地域です。
もう1カ所は善源寺町・高倉町等の一帯です。ファミリー向けの大規模なマンションや社宅が多く、町を歩いていても子供が多いと実感できるぐらいです。この地域にある友渕小学校は市内有数の大規模校で、分校を設置しているほどです。
福島区
市内全域が公募地域です。その中で福島・玉川・野田・鷺洲・大開1丁目が公募A地域に設定されています。タワーマンションが盛んに建てられている地域です。福島区では毎年の様に保育所を新設していますが、保育需要の増加に追いついていません。また、この地域の保育所には西区北部から登園している方もいます。
此花区
区内西部の工業地帯を除く、ほぼ全ての居住地域が公募地域です。昨年は局地的に待機児童問題が極めて深刻なユニバーサルティ駅周辺を公募A地域としましたが設置されず、区内全域においても設置が見送られました。区内東部は比較的入所しやすい地域・保育所が多く、新しい保育所が計画通りに設置されるかは不透明です。